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参考資料1 (45 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》
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財政広報に関する財審委員の主な意見
PB黒字化ということをもう1度、きち

んと多くの国民と共有できる形にできる
ようにする必要があると思う。
なぜ必要で、なぜ追求するのかを、
できるだけ分かりやすく説明することが
求められるのではないか。
簡易版パンフレットでは、単年度の予
算編成上のフローの話しか出てきてい
ないように思われる。
巨額の借金を抱えた我が国が、つつ
がなく財政運営を続けていくためには、
毎年度新たに生み出される新発国債
だけでなく、それらの借換債まで円滑
に消化されてはじめて、安定的な財政
運営が可能になるが、その点の理解
が国民に欠けていると思う。
2020、2021年度の歳出は新型コ
ロナの影響を受けた事を図中でわかり
やすく示しても良いのではないか。

PBの均衡止まりでは、過去の借金
の返済までには手が回らず、安定的
な財政運営を続けられる保証はなく、
とりわけ我が国のように、財政事情が
極端に悪い国は、近い将来に、財政
収支の均衡や黒字化まで視野に入
れられるようにする必要がある。
そのため、PBの説明だけにとどまらず、
「PB黒字化(財政収支均衡)」の
姿まで含めて説明するべきではないか。
簡易版パンフレットにおいて、より詳
しい資料や財審建議などへのリンクを
貼って、アクセスのきっかけを作ってみて
はどうか。
「歳出」「歳入」という言葉が耳慣れ
ない、国債と公債に関して一部説明
があるものの直感的理解が難しく、中
高生レベルであれば、もっと簡便なもの
がよいのではないか。

資料Ⅰ-4-1

我が国の財政及び社会保障制度
の持続可能性を取り戻すためには、
消費税を含めた給付と負担のあり方
を国民全体で考えてもらい、社会保
障改革の必要性に関して国民の理
解を得ることが重要。簡易版パンフ
レットにおいて、国民1人1人に社会
保障の給付と負担の在り方を問い掛
ける、或いは将来的に選択を促す際
の判断材料になるような情報を拡充
することが有益ではないか。

2022年度から高校で金融経済教
育が公共の科目として本格的にス
タートするが、これらの流れも生かしな
がら、財政に関する広報と、各人の人
生設計と照らして、財政を理解するた
めの情報提供や対話の機会や環境
を整備することが重要ではないか。