よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料1 (17 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

「次世代EU」資金を通じた加盟国の復興支援とその財源

資料Ⅰ-2-3

総額8,069億ユーロの「次世代EU」資金(Next Generation EU:NGEU)は、コロナ危機からの経済復興に当たり、
加盟国のグリーン・デジタル移行等を支援(2020年12月成立)。
○ その中核をなすのは7,238億ユーロの「復興・強靭化ファシリティ」 (Recovery and Resilience Facility:RRF) 。加盟国
が提出する復興・強靭化計画(EUの承認が必要)に基づき、補助金又は融資として加盟国に配分。
○ 2021~2026年にEU共同債を発行することで資金調達されるが、プラスチック賦課金や排出権取引制度の拡張
などの新たな財源が確保され、2028~2058年にEU予算から償還される仕組み。


「復興・強靭化ファシリティ」の使途(注2)
6つの政策分野

8,069億ユーロ(注1)

割合

グリーン移行

38%

デジタル移行

24%

スマートで持続可能で包摂的な
成長 (R&D、中小企業向け支援等)

14%

社会的・地域的結束

10%

(公共事業等)

総額

衛生・経済・社会・制度的な強
靭性

7%

次世代・子供・若年層政策

7%

新型コロナによる打撃を受けた地域の復興のため柔軟な支援を
行う「React-EU基金」(506億ユーロ)、化石燃料関連産
業からクリーン・エネルギーなど新しい産業への円滑な転換の促
進(労働者の技能習得支援等)を行う「公正な移行基金」
(109億ユーロ)等

新たな財源の確保(注3)
① プラスチック賦課金<2021年1月に導入済>
各加盟国において生産された非リサイクル包装廃棄物の重量に1kgあたり
0.8ユーロの金額を賦課し、EU予算の財源として充当。

復興・強靭化
ファシリティ
(RRF)
7,238億ユーロ
補助金
3,380億ユーロ
融資
3,858億ユーロ

RRF以外の
プログラム
831億ユーロ
全て補助金

② 排出権取引制度の拡張<2023年1月までに導入予定>
航空部門の無償割当廃止、海洋部門等への対象拡大。本制度(拡張
分含む)から得られる収入の25%をEU予算の財源として充当。

③ 炭素国境調整メカニズム<2023年1月までに導入予定>
対象となる製品の輸入(鉄鋼、アルミ等)に炭素価格を設定。本メカニズ
ムから得られる収入の75%をEU予算の財源として充当。

④ OECD/G20合意の「第1の柱」に基づく財源

< 2023年1月までに導入予定>

2021年10月にOECD/G20において成立した国際課税の2本の柱の合
意の「第1の柱」に基づき、EU加盟国に配分される多国籍企業の超過利
益に係る税収のうち、15%をEU予算の財源として充当。

⑤ その他の追加財源
2023年末までに提案予定。

(出所) 欧州委員会資料等。 (注1) 金額は名目価格表示。2018年価格表示の場合、「次世代EU」資金の総額は7,500億ユーロ(補助金3,900億ユーロ、融資3,600億ユーロ)。
(注2) Recovery and Resilience Scoreboardより作成(2022年3月時点。EUに承認された22カ国の復興・強靭化計画を対象に集計)。
(注3) 収入規模は、①年間60億ユーロ(2021年4月欧州委員会公表資料)、②年間120億ユーロ(2026~2030年平均)、③年間10億ユーロ(2026~2030年平均)、④年間25~40億ユーロ
(2021年12月欧州委員会提案)。