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参考資料5 乳がん検診における「高濃度乳房」への対応について (3 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_71872.html |
| 出典情報 | がん検診のあり方に関する検討会(第46回 3/23)《厚生労働省》 |
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乳がん住民検診を実施する方へ
乳がん住民検診における「高濃度乳房」への対応について
平成 30 年3月 31 日
厚生労働行政推進調査事業費補助金厚生労働科学特別研究事業
「乳がん検診における乳房の構成(高濃度乳房を含む)の
適切な情報提供に資する研究」班
乳がんの対策型検診(住民検診)では、現在のところ、乳がんで亡くなる人を減らす効
果があると確認された方法である、マンモグラフィが行われています。マンモグラフィ
では、乳腺は白く、脂肪が黒く写りますが、乳がんなどの病変も白く写るために、乳腺
が多く脂肪が少ない「高濃度乳房」の人では、白い乳腺の陰に病変が隠れてがんが見つ
かりにくいという傾向があります。現在、住民検診の結果は、「精密検査が必要かどう
か」を伝えていますが、今後、高濃度乳房を含めた「乳房の構成」を受診者に伝えるか
どうかが検討課題の1つとなっています。
一方、住民検診は、乳がんで命を失う人を減らす目的で公共的な医療サービスとして
行われており、検診を受診した後に、受診者が精密検査を受けるべきかどうか、受ける
とすればどの検査がよいかなどが、しっかり示されていることが必要です。ところが、
現時点では、住民検診を受診して高濃度乳房と判定された人に対して、効果があるとし
て薦めることのできる有効な検査方法はなく、高濃度乳房に関する内容を説明できる市
町村の体制も十分に整っていません。こうしたことから、乳がん検診関連3団体*は、
平成 29 年3月に、現時点では全国の市町村で一律に、受診者に対して「乳房の構成」
に関する通知をすることは時期尚早である旨を提言しました。
他方、個人の情報として「乳房の構成」をお知らせすることで、日頃から、自分の乳
房に注意を払い、早期に異常に気付くなどのメリットも考えられます。しかし、高濃度
乳房についての正しい理解がなければ、高濃度乳房であると知らされたことで自分が病
気だと誤解し不安が募り、不必要な検査を受けることになるなどデメリットも危惧され
ます。
このため、乳がん検診の実施者におかれては、当研究班で作成した「高濃度乳房につ
いて」を活用し、乳がん検診や「乳房の構成」などについて正しく理解した上で、住民
検診を適切に実施されることを願います。
*:日本乳癌検診学会、日本乳癌学会、日本乳がん検診精度管理中央機構
乳がん住民検診における「高濃度乳房」への対応について
平成 30 年3月 31 日
厚生労働行政推進調査事業費補助金厚生労働科学特別研究事業
「乳がん検診における乳房の構成(高濃度乳房を含む)の
適切な情報提供に資する研究」班
乳がんの対策型検診(住民検診)では、現在のところ、乳がんで亡くなる人を減らす効
果があると確認された方法である、マンモグラフィが行われています。マンモグラフィ
では、乳腺は白く、脂肪が黒く写りますが、乳がんなどの病変も白く写るために、乳腺
が多く脂肪が少ない「高濃度乳房」の人では、白い乳腺の陰に病変が隠れてがんが見つ
かりにくいという傾向があります。現在、住民検診の結果は、「精密検査が必要かどう
か」を伝えていますが、今後、高濃度乳房を含めた「乳房の構成」を受診者に伝えるか
どうかが検討課題の1つとなっています。
一方、住民検診は、乳がんで命を失う人を減らす目的で公共的な医療サービスとして
行われており、検診を受診した後に、受診者が精密検査を受けるべきかどうか、受ける
とすればどの検査がよいかなどが、しっかり示されていることが必要です。ところが、
現時点では、住民検診を受診して高濃度乳房と判定された人に対して、効果があるとし
て薦めることのできる有効な検査方法はなく、高濃度乳房に関する内容を説明できる市
町村の体制も十分に整っていません。こうしたことから、乳がん検診関連3団体*は、
平成 29 年3月に、現時点では全国の市町村で一律に、受診者に対して「乳房の構成」
に関する通知をすることは時期尚早である旨を提言しました。
他方、個人の情報として「乳房の構成」をお知らせすることで、日頃から、自分の乳
房に注意を払い、早期に異常に気付くなどのメリットも考えられます。しかし、高濃度
乳房についての正しい理解がなければ、高濃度乳房であると知らされたことで自分が病
気だと誤解し不安が募り、不必要な検査を受けることになるなどデメリットも危惧され
ます。
このため、乳がん検診の実施者におかれては、当研究班で作成した「高濃度乳房につ
いて」を活用し、乳がん検診や「乳房の構成」などについて正しく理解した上で、住民
検診を適切に実施されることを願います。
*:日本乳癌検診学会、日本乳癌学会、日本乳がん検診精度管理中央機構