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資料1-2-9診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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2)ウエスト症候群の診断基準
Definite、Probable を対象とする。
A.症状
1.発症年齢は生後2歳未満(多くは3~11 か月)。
2.シリーズ形成しやすい、覚醒直後に好発するてんかん性スパスムスパズム(ES):約5~40 秒周期(約
10 秒程度が多い)で出現する極短時間の四肢の筋攣縮(座位では一瞬の頭部前屈を伴う。)がある。
3.精神運動発達の停滞ないし退行:ES の発症と前後してみられる。
B.検査所見
1.生理学的検査:発作間欠期脳波所見でヒプスアリスミアがみられる。
C.鑑別診断
乳児ミオクロニーてんかん、身震い発作、習慣性行動を鑑別する。
D.<診断のカテゴリー>
Definite:Aの3項目+とBを満たすもの
Probable:Aの3項目のうち2項目+とBを満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの
Possible:Aの1、2のみ満たすもの
3)大田原症候群の診断基準
Definite を対象とする。
A.症状
生後3か月以内、特に新生児期に発症するてんかん性スパスム。部分 ES。焦点発作を合併することもあ
る。
B.検査所見
脳波所見:発作間欠時に覚醒時と睡眠時で持続するサプレッション・バーストパターン(ただし脳波が睡眠時
しか記録できず、覚醒時にもサプレッション・バーストパターンが持続すると推測される症例は含まれうる)。
C.鑑別診断
早期ミオクロニー脳症、ウエスト症候群を鑑別する。
D.<診断のカテゴリー>
Definite:AとBを満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの

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