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資料1-2-9診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
ミオクロニー欠神てんかんの診断基準
A.症状
両側同期性、左右対称性の律動的な3Hz 棘徐波複合の脳波に伴い、近位筋優位に上肢を中心とする四肢
の律動的なミオクロニー性攣縮と強直性収縮を特徴とする特異なミオクロニー欠神発作をもつ。知的障害を
伴う。
B.検査所見
1. 血液・生化学的検査所見:特異的所見なし。
2. 画像検査所見:特異的所見なし。
3. 生理学的所見:脳波とポリグラフ
発作間欠期脳波:背景活動は正常だが、まれに徐波化傾向を認める。全般性棘徐波がみられることもある
が、焦点性・多焦点性棘波もあり。
発作時脳波:3Hz の両側同期対称性の棘・徐波律動が典型的。ポリグラフではミオクロニーと棘波成分は
時間的に一致しており、ミオクロニーは強直性筋収縮を伴う。
4. 病理所見:異常が指摘されたことはない。
C.鑑別診断
小児欠神てんかん、若年ミオクロニーてんかん、レノックス・ガストー症候群、環状 20 番染色体症候群などを
鑑別する。
D.遺伝学的検査
背景疾患を評価するためにも、染色体検査を実施する。
<診断のカテゴリー>
A.症状から本疾病を疑い、B3発作時の脳波所見、及びCの鑑別を行い確定する。

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