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参考資料1 介護保健制度をめぐる最近の動向について (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25625.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第93回 5/16)《厚生労働省》
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地域包括ケアシステムの推進(多様なニーズに対応した介護の提供・整備)

1.介護サービス基盤、高齢者向け住まい
【今後の介護サービス基盤の整備】

【高齢者向け住まいの在り方】

〇地域の実情に応じた介護サービス基盤整備

〇有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の質を確保する
ため、行政による現状把握と関与を強化
・都道府県から市町村への有料老人ホームに関する情報の通知
・未届けの有料老人ホームへの対応、介護サービス利用の適正化
・事業者に係る情報公表の取組の充実
・「外部の目」を入れる取組の推進(介護相談員等の活用)

・高齢者人口や介護サービスのニーズを中長期的に見据えた計画的な整備
・特養、老健、介護医療院、認知症高齢者グループホーム、訪問介護等の
それぞれの役割・機能を果たしつつ、連携を強化しながらの整備
・都市部・地方部など地域特性を踏まえた整備
・高齢者向け住まい(有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅)の
整備状況等も踏まえた整備
・「介護離職ゼロ」の実現に向けた施設整備・在宅支援サービスの充実、
介護付きホーム(特定施設入居者生活介護)も含めた基盤整備促進

2.医療・介護の連携
【総論】
・地域医療構想等と整合した介護サービス基盤整備
・中重度の医療ニーズや看取りに対応する在宅サービスの充実
・リハビリテーションの適時適切な提供
・老健施設の在宅復帰・在宅療養支援機能の推進

【介護医療院】
〇介護医療院への円滑な移行の促進
・早期の意思決定支援、手続きの簡素化等移行等支援策の充実
・医療療養病床からの移行等、介護医療院のサービス量を適切
に見込むための方策を実施



【高齢者の住まいと生活の一体的支援の在り方】
・自宅と介護施設の中間的な住まい方の普及
・生活困窮者施策とも連携した住まいと生活の支援の一体的な実施

【在宅医療・介護連携推進事業】
〇地域の実情に応じた取組の充実のための事業体系の見直し
・認知症施策や看取りの取組を踏まえた見直し
・切れ目のない在宅医療・介護の実現に関する目標の設定
・一部項目の選択的実施や地域独自の項目の実施
・都道府県による市町村支援
(医師会等の関係機関との調整、情報発信、人材育成等)
・PDCAサイクルに沿った取組の推進
(指標の検討、地域包括ケア「見える化」システムの活用等)

認知症施策の総合的な推進

【総論】
〇認知症施策推進大綱に沿った施策の推進
・介護保険事業計画に基づく取組の推進(介護保険法上の
計画記載事項に認知症施策の総合的推進を位置付け)
・他の施策との連携(他の計画との調和・連携)
・「共生」「予防」の取組の推進(介護保険法上に大綱の考え
方・施策を位置付け。「認知症」の規定の見直し)

・認知症サポーターの養成、本人発信支援等の普及啓発の推進
・地域で認知症サポーター等が活躍できる仕組みづくり
(チームオレンジ)
・認知症予防に資する可能性のある活動の推進
・予防に関するエビデンスの収集・分析
・早期発見・早期対応に向けた体制の質の向上、連携強化
・認知症カフェ、家族教室、ピア活動等の介護者(家族)支援の推進

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