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04資料1-2高用量インフルエンザワクチンについて (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64997.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第32回 10/22)《厚生労働省》
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高用量インフルエンザワクチンの有効性についての知見
○海外において、高用量インフルエンザワクチンは標準量インフルエンザワクチンと比較して優れた発症予防効果・
入院予防効果が確認されている。

• 2023年に発表されたシステマティックレビュー(2023年4月までに発表された6つのランダム化比較試験、
15の観察研究を含み、12シーズン、4500万人のデータを含む)では、65歳以上の高齢者において、高用量イ
ンフルエンザワクチン(HD-IIV)は標準量インフルエンザワクチン(SD-IIV)と比較して、優れた発症予防効
果、インフルエンザ関連入院、肺炎による入院、肺炎/インフルエンザの合併入院、呼吸器疾患・心血管疾
患・心肺疾患・全原因による入院に対する予防効果を示した。
65歳以上の成人におけるHD-IIVの相対的有効性(rVE)

アウトカム

rVE (HD-IIV vs SD-IIV)

インフルエンザ様疾患*発症

14.3% (95% CI: 4.2-23.3%)

インフルエンザ関連入院

11.2% (95% CI: 7.4-14.8%)

肺炎による入院

27.8% (95% CI: 12.5-40.5%)

肺炎/インフルエンザの合併入院

14.4% (95% CI: 6.8-20.6%)

呼吸器疾患による入院

14.7% (95% CI: 8.5-20.4%)

心血管疾患による入院

12.8% (95% CI: 10.2-15.3%)

心肺疾患による入院

16.7% (95% CI: 13.8-19.5%)

全原因による入院

8.2% (95% CI: 5.5-10.8%)

出典:高齢者に対するインフルエンザワクチンファクトシート(文献49, 表8)

*:発熱かつ急性呼吸器症状
を呈した場合
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