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04資料1-2高用量インフルエンザワクチンについて (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64997.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第32回 10/22)《厚生労働省》
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研究班における費用対効果分析:類縁疾患の予防効果を組み込んだ解析
○最も費用対効果が良好であった75歳以上に高用量インフルエンザワクチンを導入する方針の、標準量ワクチ
ンのみの現行の方針と比較した費用対効果分析について、類縁疾患や合併症の予防効果を組み込んだ解析を
実施した。
○類縁疾患や合併症の予防効果は文献によって幅があるため、高用量インフルエンザワクチンに有利な数値を
用いた解析と、不利な数値を用いた解析を行った。
○ 類縁疾患・合併症予防効果を組み込んだ費用対効果分析の結果
相対的有効性 (高用量 vs 標準量)

ICER (高用量 vs 標準量)

ワーストケース

ベストケース

ワーストケース

ベストケース

類縁疾患組み込み
(肺炎)

5.9%

23.5%

160.7

dominant

類縁疾患組み込み
(肺炎+それ以外の呼
吸器疾患)

3.7%

12.7%

61.1

dominant

類縁疾患組み込み
(呼吸器疾患+循環器
疾患)

5.7%

18.0%

dominant

dominant

※ 使用した相対的有効性のデータは以下の通り(相対的有効性のうち、最も低い値と最も高い値を使用)
Johansen and et al.
2025

Skaarup and et al.
2024

Young-Xu and et al.
2019

Vardeny and et al.
2020

Gravenstein and et al.
2017

肺炎

rVE 5.9% [-2.1~13.4]

rVE 23.5% [12.3~
33.2]

rVE 14% [6-22]

-

-

肺炎+それ以外の
呼吸器疾患

rVE 3.7% [-3~10.0]

-

-

-

rVE 12.7% [1.8-22.4]

呼吸器疾患+循環
器疾患

rVE 5.7% [1.4~9.9]

-

rVE 18% [15~21]

HR 1.06 [0.97-1.17]

-

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