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資料2 肺がん検診について (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64487.html |
出典情報 | がん検診のあり方に関する検討会(第45回 10/10)《厚生労働省》 |
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論点② 喀痰細胞診について
現状
➢ 喀痰細胞診の標的となる肺門部扁平上皮がんは減少しており、喀痰細胞診単独で発見される数も40年前の1/10以下
に減少していることが推察されるなど、胸部X線に喀痰細胞診を追加することで得られる効果が小さくなっている。
➢ 検診の対象者は基本無症状であり、喀痰症状のない無症状者で喀痰細胞診によって発見される肺がんの数は極めて少
ないと考えられる。
➢ 喀痰がある者は有症状者であり、医療機関の受診が勧められる。咳嗽・喀痰の診療ガイドライン(※)において、喀痰診療
の手順が示されており、問診や喀痰細胞診等を実施するとしている。
(※)日本呼吸器学会「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019」
方向性(案)
➢ 喀痰細胞診による肺がん検診について、指針において推奨する肺がん検診の項目から削除するよう、指針を改正して
はどうか(令和8年4月1日施行(※)を想定)。 ※ 各自治体において施行日前に実施対象外としても差し支えない。
➢ 一方で、咳嗽・喀痰の診療ガイドラインにおいて、喀痰診療の手順が示されており、問診や細胞診検査等を実施すると
している。喀痰がある者に対する受診の指導は重要であることから、指針を改正し、がん予防健康教育のうち肺がん
に関する事項、がん検診のうち肺がん検診の質問項目に、以下のとおり喀痰に関する記載を追加してはどうか。
第2 がん予防重点健康教育
3 実施に当たっての留意事項
(3)肺がん予防健康教育を実施する場合は、肺がん検診の実施会場において同時に実施するなど、他の事業との連携
や対象者の利便性に配慮する。なお、喀痰が続く場合は、医療機関への早期受診等に関する指導を行うこと。
第3 がん検診
4 肺がん検診
(3)検診項目及び各検診項目における留意点
① 質問
質問に当たっては、喫煙歴、職歴、喀痰・血痰の有無及び妊娠の可能性の有無を必ず聴取し、かつ、過去の検診の受診
状況等を聴取する。
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現状
➢ 喀痰細胞診の標的となる肺門部扁平上皮がんは減少しており、喀痰細胞診単独で発見される数も40年前の1/10以下
に減少していることが推察されるなど、胸部X線に喀痰細胞診を追加することで得られる効果が小さくなっている。
➢ 検診の対象者は基本無症状であり、喀痰症状のない無症状者で喀痰細胞診によって発見される肺がんの数は極めて少
ないと考えられる。
➢ 喀痰がある者は有症状者であり、医療機関の受診が勧められる。咳嗽・喀痰の診療ガイドライン(※)において、喀痰診療
の手順が示されており、問診や喀痰細胞診等を実施するとしている。
(※)日本呼吸器学会「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019」
方向性(案)
➢ 喀痰細胞診による肺がん検診について、指針において推奨する肺がん検診の項目から削除するよう、指針を改正して
はどうか(令和8年4月1日施行(※)を想定)。 ※ 各自治体において施行日前に実施対象外としても差し支えない。
➢ 一方で、咳嗽・喀痰の診療ガイドラインにおいて、喀痰診療の手順が示されており、問診や細胞診検査等を実施すると
している。喀痰がある者に対する受診の指導は重要であることから、指針を改正し、がん予防健康教育のうち肺がん
に関する事項、がん検診のうち肺がん検診の質問項目に、以下のとおり喀痰に関する記載を追加してはどうか。
第2 がん予防重点健康教育
3 実施に当たっての留意事項
(3)肺がん予防健康教育を実施する場合は、肺がん検診の実施会場において同時に実施するなど、他の事業との連携
や対象者の利便性に配慮する。なお、喀痰が続く場合は、医療機関への早期受診等に関する指導を行うこと。
第3 がん検診
4 肺がん検診
(3)検診項目及び各検診項目における留意点
① 質問
質問に当たっては、喫煙歴、職歴、喀痰・血痰の有無及び妊娠の可能性の有無を必ず聴取し、かつ、過去の検診の受診
状況等を聴取する。
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