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06資料3-1HPVワクチンの男性への接種について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63875.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第31回 9/25)《厚生労働省》
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前回(第30回ワクチン小委(令和7年7月4日))におけるご議論のまとめ
現時点の薬事承認事項及び学術論文にもとづく科学的知見

【HPVワクチンの男性接種に係る接種回数について】
○ 現時点では、男性接種に係る接種回数について、薬事承認の「用法及び用量」における3回接種に係る有効性のエビ
デンスはあるものの、薬事承認の「用法及び用量」外の1回または2回接種(※)を支持する直接的なエビデンスはない。
※ 9価HPVワクチンについては、9歳以上15歳未満の方に対し、2回または3回接種として薬事承認されたところ。

【HPVワクチンの男性接種により予防する対象疾病について】
○ 現時点では、薬事承認が得られている接種者本人の肛門がん及び尖圭コンジローマの予防効果に関するエビデンス
はあるものの、薬事承認が得られていない中咽頭がん、陰茎癌の予防効果に関するエビデンスは限られており、また、
男性接種による女性の子宮頸がん等の予防効果に関するエビデンスも間接的なエビデンスに留まる。
【HPVワクチンの男性接種の安全性について】
○ 現時点では、薬事での評価及びファクトシートでの安全性に関する知見を踏まえると、HPVワクチンの男性接種の
安全性については、一定程度エビデンスが蓄積されていると整理される。

HPVワクチンの男性接種の定期接種化に係る議論の進め方について

○ 本委員会においてHPVワクチンの男性接種の定期接種化の検討を進めるにあたり、接種回数、予防する対象疾病及
び安全性については、引き続き最新のエビデンスを広く収集・評価に努めつつ、現時点では薬事承認が得られている範
囲を議論の対象とする。
○ HPVワクチンの男性接種に係る費用対効果等については、事務局より最新のエビデンスを提示しつつ、引き続きご
議論いただくこととする。
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