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06資料3-1HPVワクチンの男性への接種について (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63875.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第31回 9/25)《厚生労働省》
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(参考)諸外国での、公衆衛生当局における男性に対するHPVワクチンの導入状況
(2025年5月時点・費用負担)


第30回厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会
予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会
2025(令和7)年7月4日

資料


令和7年5月時点の、日本を含む各国における、男性に対するHPVワクチンの定期接種等への導入状況は以下の通り。

国・地域

定期接種対象者

費用負担

日本





アメリカ

• 11~12歳の者(定期接種)
• 26歳までの未接種者(キャッチアップ接種)

• 医療保険の加入者は、保険でカバー
• 保険未加入の場合には、連邦政府が提供するプログラム
(Vaccines for Children, Medicaid)が無料でカバー

イギリス

• 8年生(12~13歳相当)の者(定期接種)
• 2006年9月以降に生まれた者
• 45歳未満のMSM※1

• 国の医療サービス制度であるNHSにより無料で提供
• MSMも、NHSにより、特定の公的医療機関(性感
染症クリニック等)で無料で提供

カナダ

• 9歳以上26歳以下の者

• 州ごとの公衆衛生プログラムが原則無料でカバー
• 必要に応じて連邦政府の補助金も賄われる

フランス

• 11歳以上14歳以下の者(定期接種)
• 15歳以上26歳以下の未接種者(キャッチアップ接種)
• 26歳以下のMSM

• 学校で接種する場合は、無料接種プログラムが提供
• 医療機関での接種は、国の公的医療保険が費用の65%を
カバーし、残りの自己負担分は民間の補足医療保険がカ
バー
• MSMやキャッチアップ対象者も、特定の公的医療機関
(性感染症クリニック等)で無料で接種可能

ドイツ

• 9歳以上14歳以下の者(定期接種)
• 15歳以上17歳以下の未接種者(キャッチアップ接種)

• 国の公的医療保険で原則無料でカバー
• キャッチアップ接種も、対象年齢であれば国の公的
医療保険でカバー

オーストラリア • 9歳以上25歳以下の者※2

• 連邦政府が支出し、原則無料でカバー
• 必要に応じて州ごとに追加支出する場合もある

※1
※2

MSMはMen who have Sex with Menの略。
MSMは、Australian Technical Advisory Group on Immunization(ATAGI) より、全年齢に対して接種が推奨されているが、26歳以上の者については公的予防接種プログラム(National Immunization Program: NIP)
の対象となっていない。26歳以上の者については3回接種が推奨されている。

資料: CDC, MMWR, NHS, UKHSA, UKHSA, UKHSA, NACI, HAS, HAS, HAS, STIKO, RKI, RKI, 豪保健省, 豪保健省, 豪保健省

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