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06資料3-1HPVワクチンの男性への接種について (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63875.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第31回 9/25)《厚生労働省》
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第 2 4 回 厚 生 科 学 審 議 会 予 防 接 種 ・ ワ ク チ ン分 科 会
予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会

【1】HPVワクチンの男性への接種について ( 2 ) 疫 学 ・ 有 効 性 ・ 費 用 対 効 果

2024(令和6)年3月14日

費用対効果まとめ

資料
2-3

表 各シナリオ毎の費用対効果 (ICER: 万円/QALY)

増分費用効果比
(ICER)

シナリオ

パターン①:薬事上の適応疾患(肛門がん、尖圭コンジローマ)
のみを考慮した場合

23,459.7

パターン②:①に加え、中咽頭がん、陰茎がんを考慮した場合

9,334.9

パターン③:②に加え、女性の子宮頸がんの予防効果も考慮した
場合

584.6~2,898.9

表 女性の子宮頚がん減少の間接的効果を組み入れた場合の費用対効果 (ICER: 万円/QALY)
女性への間接効果(%)

女性の接種率(%)

20
40
60
80

30

40

50

939.7
1,214.4
1,713.1
2,898.9

721.2
939.7
1,345.1
2,356.0

584.6
765.8
1,106.7
1,983.9

・「男性接種」による「女性の子宮頚がん減少」のインパクトの推計については、男性女性間の間接的効果についての情報は極めて限られているも
のの、Droletら(2019)のメタアナリシスにおいて、女性接種にともなう男性の尖圭コンジローマの減少効果について、15-19歳で48%、20-24歳で32%
と推計していることから、この数値を参考に用い、男性接種にともなう女性の子宮頚がん減少効果のレンジを30~50%と仮定して分析を行った。
・女性への間接効果については、女性の接種率が影響し、接種率が高くなれば、間接的効果のインパクトは小さくなる。ここでは、女性の接種率と
して20~80%の間で4通りの場合について推計を行った。さらに、女性へのインパクトの持続期間も考慮する必要があるが、男性と同様に20年とし
た。

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