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06資料3-1HPVワクチンの男性への接種について (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63875.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第31回 9/25)《厚生労働省》
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HPVワクチンの男性接種に係る分析の立場について
HPVワクチンの男性接種に係る分析の立場について

○ 予防接種の費用対効果の評価に関する研究ガイドラインにおいては、
・分析の立場は、費用や比較対照、対象集団などについて、公的医療保険制度の範囲および、それに準ずる医療技
術(検診やワクチン等)を含めた「公的医療の立場」を基本とする
・ワクチンの導入が被接種者本人や家族等の生産性に直接の影響を与える場合には、生産性損失を費用に含めるな
ど、より広範な費用を考慮するいわゆる「社会の立場」からの分析をあわせて行う
とされている。
※「公的医療の立場」からの検討であっても、HPVワクチンの男性接種による女性に対する予防効果に伴う、医療費削減効果や女性が
得られる質調整生存年(QALY)等についても併せて推計することが可能。

○ これまで、HPVワクチンの女性接種やHPVワクチンの男性接種に係る費用対効果分析においては、「公的医療の立
場」からの分析を実施している。
○ 生産性損失を費用に含める、いわゆる「社会の立場」から分析を行う際の生産性損失の組み込み方について確立さ
れた手法はない。

論点

○ HPVワクチンの男性接種の定期接種化の検討にあたり、予防接種の費用対効果の評価に関する研究ガイドラインにお
ける規定や、公的医療の立場からの検討であってもHPVワクチンの男性接種による女性に対する予防効果について推計
可能であること、いわゆる「社会の立場」からの分析及び分析結果を評価する際の課題等を踏まえ、HPVワクチンの男
性接種に係る費用対効果については、公的医療の立場からの分析を基本としつつ、引き続き精緻な分析に向けた検討を
進めることとしてはどうか。
○ 公的医療の立場からの予防接種の費用対効果の評価に含まれない、HPVワクチンの男性接種による費用や効果等につ
いては、現時点で確立された手法がないことを前提に、今後の定期接種化にかかる検討過程において、必要に応じて議
論を行うこととしてはどうか。
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