医療用医薬品の供給不足時の対応スキーム
令和６年４月１日より、今後の供給不足が生じるおそれがある場合の早期報告により当該不足を未然防止することを目的とする供給不安報告
と、供給情報の速やかな医療機関への共有を目的とする供給状況報告 の２つの情報収集を行っている。

供
給
不
安
報
告

医療用医薬品の供給不足が発生するおそれが判明

医療用医薬品の製造販売業者から
供給不安報告（※1）を厚労省に提出（非公表）

６ヶ月以内に供給不足が見込まれ
る場合、可能な限り早期に提出

供給不足の未然防止対応
供給不足の発生

供
給
状
況
報
告

医療現場への影響が大
きい医療用医薬品（安
定確保医薬品、代替薬
がない品目等）を対象

未然防止可能

対応終了

全ての医療用医薬品を対象

当該企業は、供給不足の発生（通常出荷→限定出荷・
供給停止）を供給状況報告として速やかに厚労省へ報告

厚生労働省

供給不足の解消対応

速やかに公表
情報（※２）
について厚労
省HPへ公表。

供給不足の解消
当該企業は、供給不足の解消（限定出荷・供給停止→
通常出荷）を供給状況報告として速やかに厚労省へ報告

対応終了

（※1）供給不安報告における主な報告情報（いずれも非公表）
①薬剤区分、
⑫供給不足の解消見込み時期、
②薬効分類、
⑬市場シェア、
③成分名、
⑭同成分での代替薬、
④規格単位、
⑮他成分での代替薬、
⑤YJコード、
⑯代替薬の製造販売業者との調整状況、
⑥品名、
⑰学会・医療機関との調整状況、
⑦製造販売業者名、
⑱生産量、
⑧製品区分、
⑲出荷量、
⑨供給不足の発生（予定）時期、 ⑳在庫量、
⑩供給不足が生じる原因、
㉑平時の生産量及び最大生産量、
⑪供給不足回避のための対応状況、 ㉒薬事対応の必要性

＊一部情報
は非公表
（※３）

（※２）供給状況報告における主な公表情報
①～⑧略 ← 供給不安報告と同一
⑬製造販売業者の「出荷量」の
⑨製造販売業者の「出荷対応」の状況、 現在の状況
⑩限定出荷／供給停止の理由、
⑭製造販売業者の「出荷量」の改善
⑪限定出荷の解除見込み
（増加）見込み時期
⑫限定出荷の解除見込み時期、
⑮「出荷量」の改善（増加）見込み量
販売中止品の在庫消尽時期等
（※３）供給状況報告における主な非公表情報
⑯「限定出荷等の理由」が他社の出荷調整等の場合、原因となった医薬品名、
⑰限定出荷の解除条件、
⑱「製造販売業者の『出荷量』の現在の状況」の根拠となる数量、
⑲市場シェア、 ⑳同成分での代替薬、 ㉑他成分での代替薬、
㉒代替薬の製造販売業者との調整状況、 ㉓学会、医療機関との調整状況、
㉔「限定出荷等の理由」で1.需要増、８.その他の理由 を選択した場合の理由、
㉕薬価基準収載品目削除願の提出年月
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