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病院総合医養成事業のご案内-日本病院会、全国自治体病院協議会、全国国民健康保険診療施設協議会 3団体共同事業- (5 ページ)

公開元URL https://www.hospital.or.jp/site/news/file/1755071199.pdf
出典情報 病院総合医養成事業-3団体共同事業(8/13)《日本病院会、全国自治体病院協議会、全国国民健康保険診療施設協議会》
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かりつけ医機能を発揮することができる。
 住まい・医療・介護・予防・生活支援が包括的に提供される地域包括ケアシステム
の中心的役割を担い、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続け
ることができるように支援を行うことができる。
 地域包括ケアシステムや日本全体の医療の問題や課題を考慮した病院運営を理
解できる。
3. 人間性
 個々の病態、臓器別疾患への対応でなく、患者自身の訴えや問題に向き合う姿勢
をもって全人的医療を行う。
 各職種と連携しながら生活状況・健康状態などを包括的に管理し、生活の場まで
つなぐためのケアマネジメントが実践できる。
 精神疾患を合併する患者や認知症患者においても尊厳を守り、適切な医療を提供
する。
 せん妄・不眠・転倒・転落・排泄障害・栄養障害・褥瘡といった高齢者特有のケアに
対して対応することができる。
 入院中の高齢患者の認知症発症を遅らせるとともに、希望を持って日常生活を過
ごせる社会環境を目指し、認知症の人やその家族の視点を重視しながら共生と予
防を推進していくことができる。
 高齢者が住み慣れた地域で安心して生活し続けることを目指し、院内外の多職種
と連携して、加齢に伴う身体・認知機能の変化や生活背景・生き方に関する意向を
踏まえた高齢者ケアを実践することができる。
4. 倫理観
 医療倫理の 4 原則である、自律性の尊重、 無危害、善行、公正を十分に理解し、
安楽死問題、患者情報についての守秘義務、インフォームド・コンセント、ACP(アド
バンス・ケア・プランニング)、医療的な利益相反、などの行動原則を理解できる。
 生命倫理・医療倫理に関する基本的知識を身に付け,医療現場における法規・倫
理・社会・心理・文化・宗教的な諸問題を的確に認識し、医療・ケアチームとして適
切かつ迅速に対応することができる。
Ⅲ. 委員会の設置
医療の質を担保し、公平性・透明性を確保することを目的とし、特定の病院団体・協議会
の利益に偏ることなく、独立した立場として「病院総合医養成委員会」を設置する。運営は、
一般社団法人日本病院会、公益社団法人全国自治体病院協議会及び公益社団法人全国
国民健康保険診療施設協議会の 3 団体で行ない、委員は 3 団体から選出することとする。

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