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病院総合医養成事業のご案内-日本病院会、全国自治体病院協議会、全国国民健康保険診療施設協議会 3団体共同事業- (4 ページ)

公開元URL https://www.hospital.or.jp/site/news/file/1755071199.pdf
出典情報 病院総合医養成事業-3団体共同事業(8/13)《日本病院会、全国自治体病院協議会、全国国民健康保険診療施設協議会》
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Ⅱ. 到達目標
1. 臨床能力
 病院において多様な病態を呈する患者に、柔軟に対応できる幅広い知識や診断・
治療によって包括的な医療を展開・実践できる。
 患者へ適切な初期対応を行い、専門的な処置・治療が必要な場合には、然るべき
専門診療科や多職種へ速やかな相談・依頼を実践できる。
 複数の診療科、関係する多職種と連携し、全人的な対応ができる。
 患者の安全を最優先に考え、その実現を目指す「安全文化」を醸成することができ
る。
 組織全体を俯瞰した医療安全管理に関する体制の構築に参画し、委員会等の各
種活動の円滑な運営を支援することができる。
 院内感染発生時の迅速な対策を遂行するためのサーベイランスと対策計画の構築
や日頃の院内感染対策指針の見直しと立案をする。
 感染対策に関係する多職種の役割を理解すると共に、感染制御に関する専門的
知識を基にそれらを統合し、各職種の専門性を発揮し協働で効果的対策を実践す
ることができる。
 新興感染症等の伝染性感染症が発生した際の業務を担うことができる。
 総合的・俯瞰的に病院機能の改善をはかることができ、かつ病院組織の運営に積
極的に関与できる。
2. 社会性
 多職種協働による患者中心のチーム医療活動を促進・実践できる。
 患者や家族が抱えるさまざまな問題や課題に対して多職種で真摯に向き合いなが
ら、患者の生活の視点に立った包括的な医療とケアを積極的に実践することができ
る。
 多職種から構成される、栄養サポートチーム(NST)、感染対策制御チーム(ICT)、
呼吸ケアチーム(RST)、緩和ケアチーム(PCT)等のリーダー的役割を担い、医療
の質の維持・向上と心身ともに健やかな生活が送れるようにサポートすることができ
る。
 急性期病院で受けた治療後の患者の診療を継承するとともに、その疾病や治療に
よってもたらされた身体環境の悪化に対して総合的に診ることができる。
 療養中に状態が悪化し入院となった場合でも、継続的な治療・ケアとリハビリテーシ
ョンを行うことで、疾病前の状態に回復させ、患者が施設や在宅療養に移行できる
ように QOL を回復することに努めることができる。
 慢性期医療に関わる病院(病棟)の機能を十分に理解し、診療科にとらわれない幅
広い知識と、リハビリテーション・看護・介護・栄養などの職種横断的な知識を用い
て、患者が持つ複数の疾病、社会的背景、生活面などを考慮した高齢者医療とケ
アを行うことができる。
 他の医療機関や保健・医療・福祉・介護サービスと連携し、地域医療の最前線でか
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