研究成果：4.YB328株はCD103陽性樹状細胞を誘導・活性化し、その抗腫瘍効果に
Toll様受容体（TLR）注シグナルが不可欠であることを解明
ーYB328の抗腫瘍効果はcDC1によって制御ー

樹状細胞を腸内細菌で刺激して遺伝子発現を比較
樹状細胞
細菌

骨髄細胞

Tgfb1
Ptprs
Scimp
Tifa
Nod2
Unc93b1
Cactin
Tlr7
Spi1
Arrb2
Lbp

野生型

YB328 P. vulgatus 未刺激

コントロール抗体 抗PD-1抗体
20

共通樹状細胞前駆細胞

抗PD-1抗体+
YB328

15

分化に重要な転写因子や分子

Irf4, Notch
RBPjk

E2-2, Mtg16, Irf8

Irf8,
Batf3

Irf8

形質細胞様樹状細胞
(pDC)
H Salmon et al., Immunity. 2016
S Spranger et al., Cancer Cell. 2017

2

発現スコア
0

腫瘍サイズ (x102 mm3)

10

Batf3

Dab2ip
Cd3001f
Lgals3
Slc15a2
Tmem176b
Ddx1
Trem2
Tlr9
Cd180
Lgals1
Gpr108
Colec12
Batf2
Tlr5
Cd36
Pja2
Tyro3
Tlr12
Nop53

CD103 陽性樹状細胞 (cDC1)を欠損
したマウス (Batf3 ノックアウトマウス)
ではYB328は効果は消失

5
0

CD103 陽性樹状細胞(cDC1)
を欠損したマウス
コントロール抗体 抗PD-1抗体

20

抗PD-1抗体+
YB328

15

CD11b陽性樹状細胞
(cDC2)

CD103 陽性樹状細胞 (cDC1) = CD8陽性キラーT細胞
にがん抗原を提示する専門の樹状細胞

10
5
0
0

5

10

15 0

5

10

15 0

5

10

15

日

-2

YB328 は前駆細胞に作用して、
CD103陽性樹状細胞 (cDC1) を誘導する

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