（参考） ５疾病における圏域等の考え方
圏域を設定するに当たっての考え方
がん

•

各医療機能の実施状況を勘案し、従来の二次医療圏にこだわらず、地域の医療資源等
の実情に応じて弾力的に設定すること 。

•

脳梗塞に対する超急性期の再開通治療の有用性が確認されている現状に鑑みて、それ
らの恩恵を住民ができる限り公平に享受できるよう、従来の二次医療圏にこだわらず、
メディカルコントロール体制のもと実施されている搬送体制の状況等、地域の医療資
源等の実情に応じて弾力的に設定すること 。

•

脳卒中

関連する通知

心筋梗塞

•

心筋梗塞等の心血管疾患は、自覚症状が出現してから治療が開始されるまでの時間に
よって予後が大きく変わることを勘案し、住民が可能な限り公平に医療を享受できる
よう、従来の二次医療圏にこだわらず、メディカルコントロール体制の下実施されて
「疾病・事業及び在宅医療に
いる搬送体制の状況等、地域の医療資源等の実情に応じて弾力的に設定すること 。
また、疾患により主に必要とされる急性期の治療が異なることを勘案する必要もある。係る医療体制について」（令
例えば、大動脈解離のような 緊急の外科的治療が必要な疾患には、 緊急の外科的治療 和５年3月31日医政局地域医
に常時対応できる医療機関が限られているため、患者が適切な医療機関で受療可能な 療計画課長通知（令和５年６
体制を構築する観点から、他の心血管疾患とは異なる、より広域の圏域の設定につい 月29日一部改正）
て検討する必要がある。

糖尿病

•

従来の二次医療圏にこだわらず、地域の医療資源等の実情に応じて弾力的に設定する
こと 。

•

圏域（精神医療圏）を設定するに当たっては、患者本位の医療を実現していけるよう、
二次医療圏を基本としつつ、それぞれの医療機能及び地域の医療資源等の実情を勘案
して弾力的に設定すること。
※精神医療圏の設定にあたっては二次医療圏を基本としつつ、障害保健福祉圏域、老
人福祉圏域、精神科救急医療圏域等との連携も考慮し、地域の実情を勘案して弾力的
に設定。

精神疾患

1717