よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


別添4 「熱中症対策行動計画」本文 (29 ページ)

公開元URL https://www.env.go.jp/press/110903.html
出典情報 熱中症対策推進会議(4/13)《環境省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第4.基盤となる取組
熱中症対策の実施に当たっては、その前提となる熱中症の発生状況等に係る正確
な実態把握・情報提供や、調査研究の推進など、基盤となる科学的知見(エビデンス)
等を充実させる取組を継続的に実施していくことが重要である。これらの取組を推
進することで、第3.重点対策に掲げた具体的施策も、より効率的・効果的に進める
ことが可能となる。
そこで、下記の施策についても、関係府省庁が連携して継続的に取り組むこととす
る。

1.熱中症発生状況等に係る正確な実態把握・情報提供
○夏期における熱中症による救急搬送人員等を取りまとめ、調査結果をホームページ
上で公表する。
○人口動態統計に基づく熱中症による死亡者数を集計し、公表する。
○学校の管理下における熱中症の発生状況等について、年度ごとに学校種別で取りま
とめ公表するとともに、学年・性別発生傾向や月別発生傾向についても公表する。
○職場における熱中症による死傷災害発生状況を取りまとめ、公表する。
○農作業中の熱中症による死亡事故の発生状況を調査し、公表する。

2.調査研究等の推進
○国内の気候変動の影響評価に向けて、気候変動と暑熱に関する最新の科学的知見の
情報収集・整理を実施する。
○熱中症の発生の仕組みや原因に関する科学的知見(エビデンス)の集積や研究、分
析を行う。
○熱中症による死亡者数をより早期に公表できるような取組を検討する。
○死亡者が発生した際のエアコンの設置・稼働状況といった自宅の状況等の背景事情
の実態を把握する。

28