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別添4 「熱中症対策行動計画」本文 (15 ページ)

公開元URL https://www.env.go.jp/press/110903.html
出典情報 熱中症対策推進会議(4/13)《環境省》
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(令和4年夏の天候の見通し)
令和4年2月に気象庁が発表した季節予報によると、令和4年夏の天候は、「全国
的に暖かい空気に覆われやすく、気温は北・東・西日本で高く、沖縄・奄美で平年並
か高い」見通しである。

2.計画目標の達成状況の評価
このように熱中症の発生状況については、引き続き高い水準にあり、一層の対策が求
められる中、令和3年3月に定めた本計画の目標の達成の状況については次のように評
価する。
○中期的な目標である「熱中症による死亡者数ゼロに向けて、できる限り早期に死亡
者数年 1,000 人以下を目指し、顕著な減少傾向に転じさせる。」については、令和
3年の熱中症による死亡者数は 701 人(概数)であり、1,000 人以下となった。要
因の一つとして、8月中旬は西日本から北日本の広い範囲で曇りや雨の日が多く気
温が低かったことも考えられ、5年移動平均を見ると引き続き 1,000 人を超えて上
昇傾向にある(図5)ことから、顕著な減少傾向にはいたっていない。
○令和3年夏の目標である『
「熱中症警戒アラート」などに基づき、国民、事業所、
関係団体などによる適切な熱中症予防行動の定着を目指す。』については、国民及
び地方公共団体における熱中症予防行動の活用状況からは、十分に高いとはいえな
い状況(図 13 及び 14)であり、引き続き国民や地方公共団体等に対して、熱中症
警戒アラートなどに基づく十分な熱中症予防行動を求めていく必要がある。
以上を踏まえ、本計画においては、第2及び第3において新たな目標及び重点対象分
野等を定め、政府や関係者が一体になって更なる熱中症対策を講じていく必要がある。

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