よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


別添4 「熱中症対策行動計画」本文 (22 ページ)

公開元URL https://www.env.go.jp/press/110903.html
出典情報 熱中症対策推進会議(4/13)《環境省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ウ.優れた熱中症対策の取組の共有
○熱中症対策に係る地方公共団体内における体制構築、事業者との連携、熱中症警
戒アラートの効果的な活用などについて先進的な取組を行う地方公共団体の事
例をとりまとめたガイドラインを作成するなどにより、優れた取組の全国展開を
図る。

(4)新型コロナウイルス感染症対策と熱中症対策の両立
<課題>
新型コロナウイルス感染症については、多くの国民が2回目のワクチン接種を終
え、令和3年 12 月より3回目のワクチン接種が開始されたものの、引き続き予断を
許さない状況が続いている。新型コロナウイルス感染症と熱中症は、発熱等の初期症
状が似ていることから、医療現場における負担の増加や、日常生活において混乱を招
く可能性がある。また、新型コロナウイルス感染症対策としてマスクを着用している
場合は、着用していない場合と比べて、心拍数、呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感
温度が上昇するなど身体への負担をかけることから、夏季の高温や多湿の環境下で
のマスクの着用は、熱中症のリスクを高めるおそれがある。このため、これまでの経
験も踏まえつつ、科学的知見(エビデンス)を基に、さらに効果的な対応を進める必
要がある。
<対応方針>
マスク着用と熱中症の関係などを含めた、
「新しい生活様式」における熱中症予防
について、研究調査分析を進め、十分な科学的知見(エビデンス)を得ながら、各種
のリーフレットやホームページ等を活用し、適切なマスク着用方法を含め、新しい知
見を随時盛り込んだ対応策を、関係機関の協力も得ながら、周知を徹底する。
<具体的施策>
新型コロナウイルス感染症を想定した「新しい生活様式」における熱中症予防の周知
○マスクの着用と熱中症の関係を含む「新しい生活様式」における熱中症予防行動
について、リーフレットを作成し、ホームページ等を通じて周知する。特に令和
4年度については、令和3年度に得られた新しい知見を随時盛り込みつつ、適切
なマスク着用方法を推進するなど、普及啓発をさらに強化する。
○学校生活・スポーツ時における新型コロナウイルス感染症の感染予防と熱中症予
防について、関係機関の協力も得ながら、周知する。
○新型コロナウイルス感染症予防策と熱中症の関係について、「新しい生活様式」
に即した熱中症のリスクの評価や、診断・予防・治療法確立のための研究調査分
析を行う。
21