よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料4-3】流通改善についてのアンケート調査(卸連提出資料) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58986.html
出典情報 医療用医薬品の流通改善に関する懇談会(第39回 6/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医薬品の価値や流通コストを考慮した価格交渉について
⑤医薬品の価値や流通コストに関する得意先の理解は進んでいますか?
医薬品の価値や流通コストに関する得意先の
理解に関して、
66%の卸が「どちらでもない」
または「後退した」
との回答であった。

4%(2)
2%(1)
30%(13)
64%(28)

医薬品の価値や流通コストに関する得意先の理解が進んでいない
背景・理由に関する主なコメント

大幅に改善した
改善した
どちらでもない
後退した

44件の回答

(「どちらでもない」 「後退した」と回答のうち)

【得意先の理解度】
・得意先側は各種報酬が定まっており、流通コストの転嫁を受けると利益が減少してしまう。
・医薬品購入費は医療機関にとって人件費に次ぐ大きなコストであり、また薬局は薬価差益がないと経営できない調剤点数
になっているとの声を聞く。購入側も医薬品はコストと考えており、コスト削減を求める購入側とコスト増加を訴える卸側、
双方の交渉は平行線を辿ってしまっている。
・「医薬品の価値」を考慮した価格交渉は理解が進んでいるが、流通コストについては自社の流通コストを踏まえた交渉を
行っても納得して値上げ(圧縮交渉)を認める医療機関は少ないのが現状である。

【価格交渉代行業者の介入】
・一部の購買代行やボランタリー加盟店においては全国一律の統一価格以外での取引を認めないなど適切な価格設定による
価格交渉が実施されていない状況にある。

【卸側の対応】
・人件費や流通コストの上昇の根拠を提示するのが難しいため、商品の単価にコスト等の上昇分を盛り込んだ価格提示が
できていない現状である。
8