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【資料4-3】流通改善についてのアンケート調査(卸連提出資料) (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58986.html
出典情報 医療用医薬品の流通改善に関する懇談会(第39回 6/20)《厚生労働省》
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考察
○別枠品の単品単価交渉が進んだ背景としては、別枠品マスターデータベースの運用により、卸と得意先の双方が共通
の認識で価格交渉を行うことができたのが要因ではないかと考えられる。
○返品に関する改善が進んだ背景については、流通改善ガイドラインに具体例を明記していただいたことが大きな要因
と考える。これにより卸と得意先の双方の理解が深まったのではないか。
○急配や頻回な配送の改善が進んだ背景については、得意先に理解を得ながら交渉したことで改善しているという結果
となったと考えられる。
○頻繁な価格交渉、長期の契約、医薬品の価値や流通コストに関する得意先の理解については、今後の流通改善の課題
として取り組んでいく必要がある。単品単価交渉や返品が改善された背景には、より具体的に分かりやすい資料や表
現が示されたことが関係していると推察している。このことを踏まえ、全ての流通当事者が理解をしやすい資料や表
現が示されれば流通改善が進んでいくヒントとなるのではないだろうか。
○未妥結減算制度に係る報告書の改訂については、導入初年度ということもあり、流通改善が進んだという実感を得ら
れにくかったことも考えられる。令和7年度より卸が提出する参考資料を有効活用し、卸と得意先双方で流通改善に
関する摺合わせを行うことにより一定の効果が表れるのではないか。
○なお、今回の調査については、病院・薬局等の購入主体別による区分や卸の規模等の属性を考慮せず実施しており、
あくまで全体を俯瞰した内容となっている。今後、同様のアンケート調査を実施する際には、購入主体別の区分や卸
の属性等も考慮した上でより詳細な分析につなげられるように検討していく必要があると考えている。
また、単品単価交渉の定義に対する解釈については、卸間での相違があると思われる。流改懇(10/10)で決められた
定義に沿って、今後も継続して周知していく必要があると考えている。

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