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令和8年度予算概算要求に関する要望 (17 ページ)

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出典情報 令和8年度予算概算要求に関する要望(5/27)《四病院団体協議会》
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ーニング設定等の衛生管理の徹底が困難で、閉鎖病棟での感染発生がクラス
ターに発展することが懸念される。平時よりの精神科病院におけるハード・ソ
フト両面における感染症への対応が可能となるよう、財政的支援を要望する。



震災及び火災時等において医療機関の非常用設備が適切に機能するよう当
該設備の保守に係る財政的支援
大小の災害が頻発している近年の状況において、医療機関が適切に機能す
るためにも事前防災を含む非常用設備の維持管理は重要な責務となっている。
その一方で、建築基準法や消防法などの法改正による各種設備の点検方法が
変更され、非常用設備の保守費が増加し医療機関の経営を年々圧迫している。
にもかかわらず、医療行為に対して支払われる診療報酬ではこれらの整備や
保守に関わる費用の増加に関して直接手当がなされておらず、定期的に発生
するこれらの多大な費用によって医療機関の負担は増える一方で財政的な困
難に陥っている。現在推奨されている医療機関における BCP(事業継続計画)
の策定においても非常用設備を整備することは被災時にも診療機能を維持、
または早期回復するためには重要である。精神科医療機関を含む全ての医療
機関は災害時等においては必要不可欠な社会インフラ兼セーフティネットで
あり、その診療機能を継続させていくためにも、防災設備や自家発電設備等の
非常用設備の整備と保守に必要な費用に関しての継続的な財政的支援を要望
する。



震災・火災・水害等の災害からの復旧・復興への継続的な支援及び適時適切
な支援を実施するための仕組み作りに関する予算の確保
昨今、大規模な自然災害が頻発しており、各地で大きな被害が発生している。
まず、現状回復にかかる費用については、医療施設等災害復旧費補助金があ

るが、この補助金はあくまで復旧に要する費用に対してのものであり、恒久対
策には他の補助金を含めて一切の補助制度がない。災害を経て必要と思われる
止水設備設置、非常用電源用給油タンクの強靭化や液体酸素設備の防水対策な
どの防災施設の設置に伴う増改築工事についても補助の対象とするよう制度
の新設或いは現行補助金の補助対象の拡大を要望する。
また、災害が発生したとしても、急激に増加する可能性がある各種医療が円
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