よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料2_第1~12回検討会の主なご意見 (66 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57935.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第14回 5/19)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

関が問題となっているということが透けて見えるのではないか。地域で一生懸命対応し
ているところは、薬局、訪問看護ステーション、ヘルパー、ケアマネジャーともよく連
携が取られていることは結構あるが、在宅医療のみの医療機関では、良心的なところも
あるが、そうではなく効率的なことだけ考えて、一つの医療機関で何百人も在宅の患者
を抱えて、さらにそれをチェーン展開しているようなところでは、地域の方々と、地域
の薬剤師、薬局、訪問看護ステーションを含めて顔の見える連携を取っていない場合が
かなり多いと思っている。いろいろな規制改革の中でそういうようなことがある程度許
されるような形の中で効率的な側面のみで展開されている医療機関が今後もっと増える
だろうという中で、物すごい問題を起こしてくる可能性を秘めているおり、これからも
もっと多く起こる可能性はあると認識をしていただくことが重要である。従来の医療機
関、薬局、そして訪問看護ステーションの枠組みを少しばかりゆがめている現状がそこ
にあるということも理解したほうがよいと思っている。特に、大都市型には非常に際ど
い問題が起こっている。地方都市、過疎地区では顔が見える関係があり、どこに何がな
いのか、物も含めて人もいないというのはよく分かるが、大都市では物があふれている
にもかかわらず連携ができておらず、そこで齟齬が起こっていると思う。
34.訪問看護も薬局との細かな連携ややりとりは非常に大事であり、地域の薬局、薬剤師と
の連携について、訪問看護ステーションでもどんどん取っていくべきであると思う。全
ての医師が薬局と連携して対応できていれば何も困らないが、訪問看護の立場からいう
と、薬が手に入ればいいし、患者が困らなければ本当にいいと思っているので、薬も全
部の薬局に同じ薬を置いてもらいたいとはと思っていないし、どこかの薬局が開いてい
て、それがどこか分かって、処方箋を持って行ったときに、その薬局になければ薬局同
士で連携して、何分後にはこういった薬が届くからとか、うちは行けないけれどもあそ
こが行けるからという連携が取れるのであれば、それが本当にありがたいと思っている。
ただ、問題については地域の差は大きく、一人薬局しかないとか、薬局を選ぶことすら
できない地域があり、そういうところに行政が入って、ここだとどうしても薬局を開設
することなどが難しい、24 時間対応も無理がある、そうだとしたら、やはり特例的な対
応の例が必要になってくると思う。たくさんの薬が要るわけでもないし、地域の方々が
1晩でも2晩でも安心して暮らせるだけの、ちょっと今助かるというものが手にあるよ
うな特例のところであれば、それがよいと思う。
35.今日提案された内容については現状あるものをどうやってうまく組み合わせるかという
ことで、これは当然やるべきことで、賛成である。一方、在宅を求める患者はこれから
増えていくことが予想されている。クリニックであったり、訪問看護ステーションであ
ったり、薬局であったりというものが同じように増えていくかというとそう思えない。
これから増えていく在宅のニーズを満たすだけのものが、現状のものをどううまく組み
合わせるかだけではうまくいかないのではないかと思っている。訪問クリニック、訪問
看護ステーションがあるのに訪問薬局はなぜないのか。一歩進めて訪問看護ステーショ
ン、訪問クリニックと同じように訪問薬局というものが成り立つようにして、在宅対応
のプレイヤーを増やしてほしいと考えている。薬局、薬剤師に関しては、新しい形のプ
66