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参考資料2_第1~12回検討会の主なご意見 (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57935.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第14回 5/19)《厚生労働省》
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思う。
20.参考資料の3の調査結果の 29 ページを見ると、容態が変化して迅速な対応が必要になっ
た事例における訪問のうち、医薬品の投与が必要になった回数をそれぞれの訪問看護ス
テーションに聞いており、対応事例のうち速やかに対応できなかった回数はかなりの場
合に0件となっている。自分も経験があるが、急に思っていないような容態の変化があ
って、新しい薬が必要になって医師が持って行くこともある。訪問看護ステーションの
看護師が持って行くことがあるということも承知している。一方で、薬局は 24 時間開い
ているところがつながらなかったのは別途検討が必要だと思うが、今、日本全国で 24 時
間の薬剤の提供をすぐできるという体制は現場感としてはなかなか難しいと思っている。
医療のリソースが整っているところはいいが、僻地であったり、離島であったり、そう
いうところがなかなか難しいと思うので、そういうところに限って特例的なものも必要
な状態があるのではないかと推測している。
21.患者の容態の変化があったときにどんな薬剤が本当に必要なのかという点について、す
ごく効果の強い薬が必要なほどの変化であれば、患者によっては入院したくない、もう
入院させたくないということもあるので全てではないが、入院を勧めるわけであり、今
回の議論の対象は在宅の状況を続行可能な範囲での変化ということであり、熱が出てい
る、少し腹痛がある、そういった変化だと思う。参考資料3の 36 ページの調査結果で、
そういった変化があったときにその後どうなったかということが示されており、幸いに
も入院した事例というのは過疎地の1例だけとなっている。状況が悪化したという結果
もあるが、重篤な転帰がなかったというのはよかったことであり、そういう意味で在宅
療養は続行可能な範囲ということだと考える。
22.参考資料3の 34 ページの調査結果を見ると、薬局に連絡したが連絡が取れなかったとい
うことも確かにアンケート結果で出てきており、現場の感覚としてはそういった困った
事例が、特に医療リソースの少ない地域においてはあると思っている。そのため、まず
は思ってもいないような事例が起きたらそこで今回の多職種間、または主治医がその次
の手を打つということが重要で、多職種間の話合いにおいて、どうして駄目だったのか、
連絡がつかなかったらどこの薬局ならば連絡がつくのか、本当にそれ以外の方法はなか
ったのかということをよく検討するというのが今回の検討の趣旨ではないか。
23.薬局の現場からの意見として、私の地域でも実際に事例はある。私の薬局は 365 時間 24
時間、最後の自分の地域の受け皿という覚悟で常にやっているので、うちみたいな薬局
があれば多分どの地域も問題はなく事足りるだろう。ただ、それは適切ではないと思う
ので、医薬品が手に入らなかったときに看護師の方々が医師に伝えるのか、その地域の
リソースで薬局が対応できるところを探していただくかというところが、先日の薬局の
機能を見える化していることにもつながってくると思うので、医薬品の提供というのは
私たち薬局の責務であり、ぜひ処方医に行く前にまずはその地域の薬剤師会なり薬局な
りの機能を見ていただき、問い合わせていただきたいと思う。
24.参考資料3の 14 ページの医薬品を速やかに提供できなかった理由において、在庫がなか
ったからという回答が多くを占めている。私の薬局では全ての医薬品を備蓄しているわ
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