よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料2_第1~12回検討会の主なご意見 (61 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57935.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第14回 5/19)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

14.訪問看護ステーションとして薬が必要になったときに、薬剤師が訪問して薬を届けて説
明をしてくれることが一番だと思っている。看護師ももちろん薬剤についてはよく勉強
しているが、薬剤師が専門家であり、その方に対応いただけるのが一番であると思う。
ただ、実際に薬局に連絡がつかないということはあり得ると思っており、なぜ表在化し
ないのかというと、薬局が開いていなかったり、すぐに薬を届けられないので、看護師
が薬局に取りに行ったりしており、これが当たり前になっているからだと思っている。
このため、薬局に相談するということにまで至っていないのではないかと思う。
15.看護師は、24 時間のコールで対応することは多くあり、訪問看護ステーションは大体 24
時間対応しており、コールがあったときに薬を持っていくといった対応をすることもあ
る。また、不要になった薬を薬局に返すことがあり、そのときにこの薬だけでも訪問看
護ステーションに置けたらいいのにと思うことはある。
16.日本看護協会としても上記 14、15 のような状況について、過去の検討会でも発言してお
り、また、会員から問合せがある。医師の指示があって薬剤が必要な状況にもかかわら
ず、なかなか薬剤が手元に届かない。一晩超えることもある。本当は患者、生活者のそ
ばにいたいところだが、患宅の介護者も非常に高齢で動くのも苦しく、夜間などは危な
いということを加味して看護師が動いているが、他に対応策はないのか、という声があ
り、こういった状況について標準的な理解の下に解決ができないだろうかということを
考えており、この検討会で課題として意見してきている。
17.今回、特例的な例として、これから論点について議論されると思うが、こういった対応
ができると、薬剤を在宅で提供する側にいる者にとっては、なかなか解決できない場合
にはこういうふうに考えられるのでよいのではないかと思っている。
18.当たり前になっていて表在化しなかったというのは問題であり、やはりそういったこと
は何らかの形で解決しないといけない。例えば訪問看護ステーションの方々に、これは
問題なんだと認識していただくことが大事で、それを認識していただいて、ではどんな
解決策があるのか検討するという方向に持っていくべきであると改めて思う。
19.13-18 の議論の中で、一番重要なところが1つ欠けていると思う。指示をした医師がど
のような行動を次に取ったのか、つまり、薬剤提供が難しいといったときに、それが医
師に伝わっているのか。伝わっていれば次の手を打っているはずで、次の一手を打って
いて、少しタイムラグはあったとしてもそれで解決しているのであればそこで終了なわ
けであるが、それが放置されて、翌日まで延びるようなことであれば、それは指示を出
した医師の問題であると思われるので、実際にそのようなことまであったのかというこ
とが重要である。つまり、患者が「在宅療養を継続する程度の状態の変化」があった際
に指示を出した医師がどのような行動を取ったのか、患者、訪問看護の夜間の看護師が
どのような形であろうともう一回医師にフィードバックしたのか、そのところの議論が
抜けていれば、これ以上の対策を立てようがない。構成員の先生の指摘について、当該
医師はどのような行動を取ったのか疑問に思うことは当然であると思う。患者やその家
族からそのような話があるのであれば、ファーストコンタクトを取って指示を出した医
師が次の指示を出せないということがあったのかということの方が重要な観点であると
61