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〔要望書②〕今後の障害福祉関係予算及び制度改善等に係る要望(重点事項) (12 ページ)

公開元URL https://www.selp.or.jp/news/280
出典情報 今後の障害福祉関係予算及び制度改善等に係る要望(重点事項)(4/10)《全国社会就労センター協議会》
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9.住まいの場(グループホーム)
(1)グループホームの職員配置の拡充(特に夜間帯)について
○ グループホームの現行の人員配置基準は重度障害者に対応するには不十分です。重度
対応型の日中サービス支援型グループホームだけでなく、既存のホームにおいても、特
に夜間帯に職員を今まで以上に配置できるような水準まで報酬を引き上げてください。
※ 夜間帯に、ホームに複数の職員が配置できる体制の整備をお願いします。

(2)日中サービス支援型グループホームの定員規模の見直しについて
○ 日中サービス支援型共同生活援助の定員が 20 名まで認められていますが、家庭的な
雰囲気の下で支援を提供するというグループホームの本来の事業趣旨に反しています。
定員の上限を 10 名にするように見直してください。
(3)地域生活を安定的に送るための支援の充実について
○ グループホームにおける一人暮らし等に向けた支援の強化
グループホームにおいて、一人暮らしを希望する方への支援をすることは重要です。
一方で、一人暮らしに移行した後に継続が難しくなってしまった方への支援も同じように
重要です。現行のグループホームでの一人暮らしへの支援を強化し、本人の意向を踏ま
えた一人暮らしへの移行を支援する仕組みづくりを進めるとともに、一人暮らしの継続
が困難になった時にグループホームに戻りたいという意向に応えられる仕組みづくりを
進めてください。
○ 地域生活支援拠点等における 24 時間支援体制の整備
一人暮らしに向けた支援やその定着のためには、地域の関係機関が重層的な支援体
制を構築することが重要です。その拠点となる地域生活支援拠点が整備されていない
市町村では早期の整備を進めるとともに、全ての市町村で 24 時間支援体制の整備を
進めてください。
(4)グループホームにおける支援の質の担保に対する評価について
○ 多様な運営主体がグループホームに参入するようになり、グループホームの数が増加す
る一方で、グループホームにおける不適切な運営も増加しています。今般の報酬改定に
おいて、質の担保に向けた取り組みが示されましたが、継続的に質の担保に資する取り
組みを進めるとともに、不適切な運営をするグループホーム運営者への厳しい対応をお
願いします。併せて、質の高い取り組みをしているグループホームへの報酬上の評価を
お願いします。

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