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○調剤(その3)について 総-2 (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00227.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第568回 11/29)《厚生労働省》
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薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ(令和4年6月30日)
○ 薬局は、処方箋を持たなくても住民がアクセスできるような業務を行うべきとされており、市販
薬の提供など健康サポート機能の取組、公衆衛生・感染防止対策等への対応、女性の健康に
関する相談等の対応が求められる。
2.(1)今後の薬剤師が目指す姿
① 薬局
○ 処方箋枚数は、高齢者人口の増加等により当面は増加するが、将来的には減少すると予測されていることから、
これまでのような医薬分業の進展に伴う処方箋の増加に対応したビジネスモデルは成り立たなくなり、薬局の
本来の役割を発揮するためには、処方箋を持たなくても住民がアクセスできるような業務を行うべきである。
調剤だけが薬局の役割であるかのような「調剤薬局」という名称が用いられる状況は変えていくべきである。


薬局では住民の生活を支えていく取組も必要となる。健康に関する関心・正しい理解、予防・健康づくり
(セルフケア)を推進し、症状に応じて適切な市販薬を使用するセルフメディケーションを支援するため、要
指導医薬品・一般用医薬品、薬局製剤、衛生材料、介護用品等の提供や必要な情報提供・相談対応等の健康サ
ポート機能の取組が必要である。(例えば、薬剤師による薬の相談会の開催や禁煙相談の実施、健診の受診勧
奨や認知症早期発見につなげる取組、医師や保健師と連携した糖尿病予防教室や管理栄養士と連携した栄養相
談会の開催など)

○ 災害時の医薬品供給や衛生管理(避難所等の消毒、感染症対策等の対応等)や学校等での公衆衛生(環境衛生、
薬物乱用対策等)、感染症防止対策等への対応も求められる。今は新型コロナウイルス感染症対応、特にワク
チンの一連の接種体制への積極的な関与も重要な役割である。(医療機関の薬剤師も同様)


また、緊急避妊薬の取扱いにあたっては、現在はオンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤の対応に関する研
修が進められているが、このような研修の推進も含む取組により、薬剤師として女性の健康に関する相談等の
適切な対応もできるようにすべきである。

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