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07 参考資料 1-1 百日せきファクトシート[6.8MB] (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34803.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第20回 8/29)《厚生労働省》
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発作性の咳

70〜99

88

Postels-Multani et al., 1995
Schmidt-Grohe et al., 1995
de Serres et al., 2000
Strebel et al., 2001
Gilberg et al., 2002

夜間の咳

65〜87

77

Postels-Multani et al., 1995
Sentilet et al., 2001
Gilberg et al., 2002

吸気性笛声

8〜82

38

(whoop)

Trolfors & Rabo, 1981
Postels-Multani et al., 1995
Schmidt-Grohe et al., 1995
de Serres et al., 2000
Strebel et al., 2001
Gilberg et al., 2002

咳込みによる

17〜65

41

嘔吐(vomiting)

Trolfors & Rabo, 1981
Postels-Multani et al., 1995
Schmidt-Grohe et al., 1995
de Serres et al., 2000
Sentilet et al., 2001
Strebel et al., 2001
Gilberg et al., 2002

a

文献の有症率について上限と下限値を示した

b

文献の有症率について平均値を示した

百日咳は特にワクチン未接種の乳幼児が罹患すると重篤化し易く、0 歳で発症すると
半数以上が呼吸管理のため入院加療となっているとの報告がある

30)

。一方、成人が罹

患した場合、その症状は軽く、脳症や死亡例といった重篤症例はきわめて稀である
(0.1%以下)
。ただし、失神、不眠、失禁、肺炎といった合併症、ならびに激しい咳に
よる肋骨骨折が認められることがある 31)。
百日咳菌は患者の上気道分泌物の飛沫や直接接触により感染する。初期段階として菌
はまず上気道に感染し、次いで気管支および小気管支の粘膜上皮または繊毛間で増殖す
る。百日咳菌の感染力は麻疹ウイルスと同様に強く、免疫のない家族内接触者の二次発
病率は 80%以上とされている 32)。百日咳の基本再生産数(R0、感受性者の集団におい
て1人の患者が感染させる人数)は 16〜21 と見積もられており、百日咳菌が狭い空間
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