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07 参考資料 1-1 百日せきファクトシート[6.8MB] (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34803.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第20回 8/29)《厚生労働省》
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価、抗 FHA 抗体価ともに有意な上昇が認められており、副反応を考慮してワクチン接
種量を減量しても百日咳抗体価の上昇が認められることが明らかとなった(表5)。
表5.北里研究所製 DTaP 0.2 mL 接種前と接種後4週間後の抗 PT 抗体価、抗 FHA 抗
体価(成人)

また、岡田らは 11〜12 歳児への DTaP 接種における免疫原性と安全性を検討してい
る。国産の DTaP を 11〜12 歳児(555 人)に接種し、免疫原性について解析が行われ
た。接種量として DT 0.1 mL、DTaP 0.2 mL、DTaP 0.5 mL の 3 群が検討され、DTaP 0.2
mL と DTaP 0.5 mL で十分な百日咳抗体価の上昇が認められた(表6)117)。
表6.

DT 0.1 mL, DTaP 0.2 mL DTaP 0.5mL 接種前後の各種幾何平均抗体価(GMT)
(文

献 117 より引用抜粋)

また、原らは 111 人の若年成人(平均年齢 19.4 歳)を対象として DTaP 接種の安全性
と免疫原性について、接種量を 0.2 mL と 0.5 mL の 2 群に分けて接種し調査した。免疫
原性について、接種後の抗体上昇は 0.5 mL 接種群が有意に高かったが、追加効果率は
ともに 100%であり、差はなかった。副反応の出現率に両群で差はなかった 118)。
ただし、これらの研究結果はワクチン接種後 4 週間後のものであり、接種後長期間経
過した場合の抗体価の減衰の有無や、減衰しはじめる時期などについては評価できない。
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