よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料-2参考1 認知症 (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000162533_00002.html
出典情報 令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第2回 4/19)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

安静臥床の弊害について
○ 安静臥床は、筋力低下をはじめとして、全身へ悪影響をもたらす。

安静臥床が及ぼす
全身への影響

○ ギプス固定で1日で1-4%、3~5週間で約50%の筋力低下が生じる。

1.筋骨格系
1) 筋量減少、筋力低下
2) 骨密度減少
3) 関節拘縮
2.循環器系
1) 循環血液量の低下
2) 最大酸素摂取量低下
3) 静脈血栓
3.呼吸器系
1) 肺活量低下
2) 咳嗽力低下
4.消化器系
1) 便秘等
5.泌尿器系
1) 尿路結石等
6.精神神経系
1) せん妄等

○ 疾病保有者では10日間の安静で17.7%の筋肉量減少を認める。

出典:Müller EA. Arch Phys Med Rehabil 1970; 51: 339-462

出典:Puthucheary ZA, et al. JAMA 2013; 310(15):1591-600.

○ 3週間の安静臥床により骨盤の骨密度は7.3%低下する。
出典:長町顕弘他. 中部日本整形外科災害外科学会雑誌2004; 47: 105-106.

○ 長期臥床により、呼吸機能の低下が生じ、肺炎に罹患しやすく、治り
にくい悪循環に陥る。
出典:佐々木信幸.Jpn J Rehabil Med 2022; 59(8): 817-824.

○ 高齢者に対する入院中の安静臥床や低活動は、ADLの低下や、新
規施設入所に関連する。
出典:Brown CJ, et al. J Am Geriatr Soc. 2004 Aug;52(8):1263-70.

出典:佐藤和香 Jpn J Rehabil
Med.2019: 56::842-847.

85