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資料-2参考1 認知症 (84 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000162533_00002.html
出典情報 令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第2回 4/19)《厚生労働省》
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身体拘束がもたらす多くの弊害
○身体的弊害
・ 関節の拘縮、筋力の低下といった身体機能の低下や圧迫部位の褥瘡の発生など
の外的弊害
・食欲の低下、心肺機能や感染症への抵抗力の低下などの内的弊害
・転倒や転落事故、窒息などの大事故を発生させる危険性

○精神的弊害
・本人は縛られる理由も分からず、生きる意欲を奪われる。
・ 不安、怒り、屈辱、あきらめなどの精神的苦痛、認知症の進行やせん妄の頻発
・家族に与える精神的苦痛、罪悪感や後悔

○社会的弊害
・ 看護・介護スタッフ自身の士気の低下を招くこと。また、介護保険施設等に対す
る社会的な不信、偏見を引き起こすおそれがあること。

・身体拘束による高齢者の心身機能の低下は、その人のQOLを低下させるだけでな
く、さらなる医療的処置を生じさせ、経済的にも影響をもたらす。

出典:「身体拘束ゼロへの手引き」(平成13年3月 厚生労働省「身体拘束ゼロ作戦推進会議」)

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