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令和5年度予算の編成等に関する建議 (23 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20221129/index.html
出典情報 財政制度等審議会 令和5年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》
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直し・公表することを通じて、予算の透明化を図り、国民の予算・財政に
対する理解・関心を高める契機とすることも重要である。
〔資料Ⅰ―4―
1参照〕
行政事業レビューについては、EBPM20(証拠に基づく政策立案)の手
法の実践に向けて、行政事業レビューシートを順次見直し、予算編成プロ
セスでのプラットフォームとしての活用等を進めることとされている。
行政事業レビューシートの順次見直しについては、現在、全省庁の事務事
業のほぼ全てをカバーする約 5,000 の行政事業レビューシートが各省庁
のホームページ上で公表されているが、令和4年(2022 年)においては、
成果目標をより定量的・検証可能な内容に設定し、短期的、中長期的目標
に分けて記載するなど、個々の予算が、成果に結びついているか検証しや
すい「試行版レビューシート」が 128 シート作成されているところであ
り、今後作成対象を更に拡大していくべきである。また、利便性向上や記
載内容の適正化、活用可能なデータの質・量の向上など、行政事業レビュ
ーシートの更なる改善が求められる。こうした取組も踏まえて、予算編成
プロセスで、行政事業レビューシートをより効果的にプラットフォーム
として活用できるよう、総務省行政評価局による政策評価などの取組も
踏まえつつ、各省庁と内閣官房行政改革推進本部事務局とが連携し、行政
事業レビューの質の向上を図ることが不可欠である。同事務局が行政事
業レビューシートの作成要領等を明解に示すことにより、各省庁自らが
自律的に国民に事業の実態・問題点を分かりやすく示し、財務省において
も予算編成プロセスで積極的に活用し、更なる改善点を明確に示すこと
によって、予算の質の向上に努めるべきである。
〔資料Ⅰ―4―2、3参
照〕
事業の評価・検証等の担い手となる専門人材の育成も課題となる。行政
事業レビューでは第三者による評価・検証等のプロセスも組み込まれて
いるが、このような、外部からのチェックを更に強化していくことも重要
である。

20

Evidence Based Policy Making の略。

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