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参考資料1 高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》
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高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)

図1

服用薬剤数と薬物有害事象の頻度

(%)

総合病院老年病科
入院患者2,412名

20

薬物有害事象の頻度

* P<0.05

vs 1~3剤

*

*
*

10

0

1~3

4~5 6~7

8~9 10以上

薬剤数
(種類)



(高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015(日本老年医学会)より改変引用)

2. 多剤服用の現状
1 複数施設で処方されている薬剤を含めた服用薬の全体像
高齢者では、生活習慣病等と老年症候群(「4.多剤服用時に注意する有害事象と診断、処方
見直しのきっかけ」参照)が重積し、治療薬や症状を緩和するための薬物の処方が増加し、多剤
服用になりやすい傾向がある。図2に全国の保険薬局における処方調査の結果を示すが、75歳
以上の約1/4が7種類以上、4割が5種類以上の薬剤を処方されている。
併存疾患の増加と同時に、複数の診療科・医療機関の受診により、処方薬の全体が把握されな
い問題や、重複処方も関係するため、ポリファーマシーを解消するには、医療関係者間の連携や
患者啓発が求められる。

2 ポリファーマシーの形成
図3にポリファーマシーが形成される典型的な2つの例を示す。新たな病状が加わる度に新た

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