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参考資料1 高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》
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③ 薬剤の使用と併用の基本的な留意点
薬剤毎の特徴を踏まえ、高齢者の特性を考慮した薬剤選択、投与量、使用方法に関する注意、
他の薬効群の薬剤との相互作用に関する注意など、
別表1(p.19)の注意事項を適宜参照する。
A.催眠鎮静薬・抗不安薬
B.抗うつ薬(スルピリド含む)
C.BPSD治療薬
D.高血圧治療薬
E.糖尿病治療薬
F.脂質異常症治療薬
G.抗凝固薬
H.消化性潰瘍治療薬

4 その他の疾患横断的に使用する薬剤の使用と
併用の基本的な留意点

① その他の疾患横断的に使用する薬剤
下記の薬剤は、各症状に対する有効性を適切なタイミングで評価し、漫然とした使用を避け、
最小限の使用に留めることを留意すべきである。同時に症状によっては非薬物療法の適用も検討
すべきである。具体的な注意事項は別表1(p.19)を参照する。
I.消炎鎮痛薬
J.抗微生物薬(抗菌薬・抗ウイルス薬)
K.緩下薬
L.抗コリン系薬

② 一般用医薬品等(漢方製剤を含む)、
いわゆる健康食品(サプリメントを含む)


● 医師の処方外で患者自身が使用する一般用医薬品等やいわゆる健康食品の把握
一般用医薬品等や健康食品と医療用医薬品の併用に関連した薬物有害事象も、医療機関を受診
しなければ診断は困難である。このため、患者や家族、介護職員などにも自覚を促し、これらの
使用状況(使用頻度や服用量)を把握することは、安全性確保の面で重要である。


● 一般用医薬品等やいわゆる健康食品に関連する有害事象
健康食品は、薬剤との併用により、治療効果に重大な影響を及ぼすことがある。一般用医薬品
等でも、薬物有害事象が年間250件前後厚生労働省等に報告されている。一般用医薬品等でも、
使用者の誤用や処方せん医薬品との重複などの不適切な使用により、重篤な薬物有害事象を誘発
するおそれがある。

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