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資料2-4 重篤副作用疾患別対応マニュアル 網膜・視路障害(案) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00004.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第14回 9/15)《厚生労働省》
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網膜・視路障害とは、目で見た像を写す網膜と、その情報を脳へ
伝える視神経やその先の経路(=視路:網膜の情報が、視神経を経
て、脳の後頭葉にある第一次視覚中枢に至る経路全体をさす)に現
れる変化です。両方の目に同時に、しかも同じ程度に起こることが
一般的ですが、時に片眼からはじまることもあります。必ず起こる
ものではありませんが、一部の医薬品が原因となることが知られて
います。放置しておくと重症となり、元に戻りにくくなるので、早
めに対処することが大切です。
発症メカニズムについては、医薬品による網膜や視神経への毒性
によるものが考えられていますが、いまだに不明な点が多いのが現
状です。

2.早期発見と早期対応のポイント
「視力が下がる」
、「近くのものにピントが合いにくい」、「色が分か
りにくくなる」、「暗くなると見えにくくなる」、「視野が狭くなる」、
「視野の中に見えない部分がある」、「光りが見える」、「ものがゆが
んで見える」などの症状がみられ、医薬品を使用している場合は、
放置せずに、直ちに医師・薬剤師に連絡してください。
原因と考えられる医薬品の使用からこれらの症状が現れる期間は
一定しておりません。数日後、場合によっては数か月経ってから起
こることもあります。いずれの症状も両方の目に起こることが一般
的ですが、時に片眼からはじまることもあります。
なお、医師・薬剤師に連絡する際には、使用した医薬品の種類、
使用からどれくらい経っているかなどを伝えてください。

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