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資料2-4 重篤副作用疾患別対応マニュアル 網膜・視路障害(案) (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00004.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第14回 9/15)《厚生労働省》
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視野:両眼中心暗点
同日より EB を中止し、ビタミン薬の投与を開始した(承認適応外)

ビタミン B12 薬 1,500μg/日
ビタミン B 複合薬 3 錠/日(チアミン塩化物塩酸塩 75mg/日、ピリドキシン
塩酸塩 75mg/日、シアノコバラミン 750μg/日)
(X 年 3 月 6 日:中止 5 ヶ月後)

矯正視力:右(0.8)、左(0.9)
(X 年 5 月 10 日:中止 7 ヶ月後):
矯正視力:右(1.0)、左(1.0)
両眼とも視力はエタンブトール投与前まで改善し、中心暗点も消失した。
【症例2】60 歳代、女性 (体重 44 kg)
(主 訴):両眼視力低下
(現病歴):
X 年 1 月 15 日からの感冒様症状のため、近医を受診した。胸部レントゲ
ン検査にて肺結核の疑いにより総合病院内科へ紹介された。非定型抗酸菌
症の診断のもとエタンブトール(EB)
(750 mg/日=17 mg/kg/日)
、イソニ
アジド(INH)(300 mg/日)、リファンピシン(RFP)(450 mg/日)の内服
加療を始めた。4 月 28 日(投与 2 ヶ月後)より視力低下が出現し、5 月 5
日より EB を中止、5 月 7 日より INH を中止した。5 月 7 日同病院眼科受診、
矯正視力右(0.1)
、左(0.15)であった。ベタメタゾン 8 mg (承認適応
外)を投与されるも改善せず当科受診となった。
(既往歴):糖尿病なし
(初診時(X 年 5 月 12 日:中止 1 週間後)眼科所見):
矯正視力:右(0.08)、左(0.08)
眼底:両眼視神経乳頭は正常
視野:両眼中心暗点(図3)

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