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資料2-4 重篤副作用疾患別対応マニュアル 網膜・視路障害(案) (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00004.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第14回 9/15)《厚生労働省》
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図3

同日よりビタミン薬(承認適応外)、亜鉛製剤であるポラプレジンク(承
認適応外)の投与を開始した。
ビタミン B12 薬 1,500μg/日
ビタミン B 複合薬 3 錠/日(チアミン塩化物塩酸塩 75mg/日、ピリドキシン
塩酸塩 75mg/日、シアノコバラミン 750μg/日)
ポラプレジンク 150 mg/日
(X 年 10 月 6 日:中止 5 ヶ月後):
矯正視力:右(0.1)、左(0.1)
(X 年 3 月 29 日:中止 7 年後)

矯正視力:右(0.1)、左(0.1)
視神経乳頭は耳側蒼白(図4)で、視力、視野ともに横ばいである。

図4

【コメント】
両症例ともエタンブトールによる中毒性視神経症である。一般に、投与
開始直後には視神経症は起こらず、早いものでも 2 ヶ月前後から発症して
くる。発症は 3 年後まで広い範囲で起こりうる。投与中止後も数ヶ月間は
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