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資料3 大麻取締法等の改正に向けた検討状況について (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27261.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和4年度第1回 8/5)《厚生労働省》
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大麻使用の立証に関する科学的知見について
薬物事犯での薬物使用の立証は、過去の判例等に基づき、被疑者の尿を採取し、鑑定することに
より行っている。このため、大麻使用事犯においても、大麻使用後の尿中の大麻成分の挙動を把握
しておくことが重要である。
大麻の尿中排泄の様態
THCは体内に摂取された後、代謝され、THC代謝物(THC-COOHglu)として尿中に排泄されることが知られており、使用の立証に
は、THC代謝物のTHC-COOHを定量する。
受動喫煙と能動喫煙の識別
これまでの知見から、喫煙者に比べて一般に受動喫煙では、尿中に
現れるTHC代謝物の濃度は低く、測定時の濃度により、喫煙者と受動
喫煙の区別は可能である。
CBDオイル等の食品からのTHCの摂取可能性
CBDの経口摂取により、生体内では胃液や肝臓の代謝により、THC
には変換されないとされる。純粋なCBD製品の摂取では、尿中にTHC
代謝物が検出されることは否定的な結果が得られているため、CBD製
品の摂取でTHC代謝物が検出されるのは、THCが製品に混入する場合
と考えられる。
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