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03資料1-1_おたふくかぜワクチンについて (31 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74777.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第35回 7/22)《厚生労働省》 |
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知見のまとめ
まとめ
【おたふくかぜの疾病負荷について】
○ おたふくかぜは直近の数年は過去と比較すると報告数は少ないものの、4-5年毎に全国規模の流行が起こっていた。
○ おたふくかぜの主な症状は発熱や耳下腺腫脹であるが、合併症として無菌性髄膜炎(1~10%)、ムンプス脳炎(0.02~0.5%)、ムンプ
ス難聴(0.01~0.5%)等があり、思春期以降に初めて罹患すると、精巣炎や卵巣炎の合併頻度が高くなる。
【新たなMMRワクチンについて】
○ 有効性については、12か月齢以上24か月齢未満の児を対象とした国内の臨床試験において、既存のおたふくかぜワクチンと比較して
免疫原性の非劣性を検証できなかったものの、海外ですでに使用されているRIT 4385株含有MMRワクチンにおいては、一定の有効性が
認められている。なお、諸外国でJeryl-Lynn株やRIT 4385株含有のおたふくかぜワクチン(遺伝子型A)を導入している国において、
遺伝子型Gのムンプスウイルスによるアウトブレイクが発生していることに留意する必要がある。
○ 麻しん・風しんに対する有効性は、既存のMRワクチンと比較して非劣性であった。
○ 安全性については、国内の数百例規模の臨床試験において接種後の無菌性髄膜炎の発生はなかった。海外で使用されているRIT 4385
株含有MMRワクチンにおいては、無菌性髄膜炎の発生頻度は極めて低いと報告されている。
○ 費用対効果については、現状と比較したICERは578万円/QALYであった。
【既存の単味おたふくかぜワクチンについて】
○ 有効性については、国内の後ろ向き観察研究において、星野株・鳥居株のいずれも、80%~90%程度の有効率が検証されている。
○ 安全性については、おたふくかぜワクチン接種後の44,708例を前向きにフォローした調査研究によると、無菌性髄膜炎の発生は6例
(10万接種あたり13.4例)であり、疑い症例2例を除くと、10万接種当たり8.9例であった。無菌性髄膜炎6例はいずれも回復が確認
されている。
○ 同時接種については、一般的に、生ワクチンを生ワクチンもしくは不活化ワクチンとの同時接種によって有効性が減弱するといった知
見や、安全性に影響したといった知見はないとされているほか、国際的にも同時接種は一般的な診療行為とされてきている。
○ 費用対効果については、現状と比較したICERは213万円/QALYであった。
【キャッチアップ接種に関連した知見について】
○ おたふくかぜの年齢別の発生動向においては、7歳以下の児における報告が全体の約70%を占める。
○ 既存の単味おたふくかぜワクチンについては、年齢の低い児において接種後の無菌性髄膜炎の発症頻度が有意に低いという報告がある。
○ キャッチアップ接種の使用ワクチンに関連して、国内のMRワクチンを3回接種することについては、安全性に係る知見は十分でない
ものの、任意接種を含めてMRワクチンの3回目の接種が実施される場合がある。
○ キャッチアップ接種の対象者を、第1期接種の機会を逃し、かつ今までに一度もおたふくかぜワクチンを接種したことのない、第2期
接種前の児とした場合の費用対効果は、現状と比較して、単味おたふくかぜワクチンを用いてキャッチアップ接種を実施する場合の
ICERが553万円/QALY、MMRワクチンを用いてキャッチアップ接種を実施する場合がICERは970万円/QALYであった。
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まとめ
【おたふくかぜの疾病負荷について】
○ おたふくかぜは直近の数年は過去と比較すると報告数は少ないものの、4-5年毎に全国規模の流行が起こっていた。
○ おたふくかぜの主な症状は発熱や耳下腺腫脹であるが、合併症として無菌性髄膜炎(1~10%)、ムンプス脳炎(0.02~0.5%)、ムンプ
ス難聴(0.01~0.5%)等があり、思春期以降に初めて罹患すると、精巣炎や卵巣炎の合併頻度が高くなる。
【新たなMMRワクチンについて】
○ 有効性については、12か月齢以上24か月齢未満の児を対象とした国内の臨床試験において、既存のおたふくかぜワクチンと比較して
免疫原性の非劣性を検証できなかったものの、海外ですでに使用されているRIT 4385株含有MMRワクチンにおいては、一定の有効性が
認められている。なお、諸外国でJeryl-Lynn株やRIT 4385株含有のおたふくかぜワクチン(遺伝子型A)を導入している国において、
遺伝子型Gのムンプスウイルスによるアウトブレイクが発生していることに留意する必要がある。
○ 麻しん・風しんに対する有効性は、既存のMRワクチンと比較して非劣性であった。
○ 安全性については、国内の数百例規模の臨床試験において接種後の無菌性髄膜炎の発生はなかった。海外で使用されているRIT 4385
株含有MMRワクチンにおいては、無菌性髄膜炎の発生頻度は極めて低いと報告されている。
○ 費用対効果については、現状と比較したICERは578万円/QALYであった。
【既存の単味おたふくかぜワクチンについて】
○ 有効性については、国内の後ろ向き観察研究において、星野株・鳥居株のいずれも、80%~90%程度の有効率が検証されている。
○ 安全性については、おたふくかぜワクチン接種後の44,708例を前向きにフォローした調査研究によると、無菌性髄膜炎の発生は6例
(10万接種あたり13.4例)であり、疑い症例2例を除くと、10万接種当たり8.9例であった。無菌性髄膜炎6例はいずれも回復が確認
されている。
○ 同時接種については、一般的に、生ワクチンを生ワクチンもしくは不活化ワクチンとの同時接種によって有効性が減弱するといった知
見や、安全性に影響したといった知見はないとされているほか、国際的にも同時接種は一般的な診療行為とされてきている。
○ 費用対効果については、現状と比較したICERは213万円/QALYであった。
【キャッチアップ接種に関連した知見について】
○ おたふくかぜの年齢別の発生動向においては、7歳以下の児における報告が全体の約70%を占める。
○ 既存の単味おたふくかぜワクチンについては、年齢の低い児において接種後の無菌性髄膜炎の発症頻度が有意に低いという報告がある。
○ キャッチアップ接種の使用ワクチンに関連して、国内のMRワクチンを3回接種することについては、安全性に係る知見は十分でない
ものの、任意接種を含めてMRワクチンの3回目の接種が実施される場合がある。
○ キャッチアップ接種の対象者を、第1期接種の機会を逃し、かつ今までに一度もおたふくかぜワクチンを接種したことのない、第2期
接種前の児とした場合の費用対効果は、現状と比較して、単味おたふくかぜワクチンを用いてキャッチアップ接種を実施する場合の
ICERが553万円/QALY、MMRワクチンを用いてキャッチアップ接種を実施する場合がICERは970万円/QALYであった。
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