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03資料1-1_おたふくかぜワクチンについて (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74777.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第35回 7/22)《厚生労働省》
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おたふくかぜワクチンの接種年齢ごとの安全性について
○ 接種年齢と接種後の副反応との関係性として、国内の前向き研究で、既存のおたふくかぜワクチン接種後の無
菌性髄膜炎の発生頻度は、3歳未満の方が3歳以上より有意に低いとする報告がある。
○ なお、海外においては、通常より高い年齢層(9歳~17歳)に接種した場合でも、無菌性髄膜炎の発生頻度は
まれとする知見がある。
Nagai et al1 (2007), Muta H et al2 (2015)
研究方法:
2000年から2003年に日本でおたふくかぜワクチンを接種した18歳未満の小児約2万人を対象とした前向きコホート研究。
研究結果:
・ワクチン接種後の無菌性髄膜炎の発生は10例(0.047%)であった。
・ワクチン株別では、鳥居株5例(0.06%)、宮原株2例(0.03%)、星野株3例(0.04%)の頻度であった。
・追加解析において、無菌性髄膜炎の発生頻度3歳以上では8例(0.078%)、3歳未満では2例(0.018%)であり、3歳未満で3歳以上より有意に
低かった(RR4.35, 95%CI 1.05-18.2, p=0.04)。

Hanson et al3 (2023)
研究方法:
MMRワクチンの思春期及び成人における安全性を検討するため、Vaccine Safety Datalinkを用いて、2010年から2018年に米国においてMMRワク
チンを接種した9歳以上の年齢の者を対象とし、MMRワクチン接種後の転帰について評価した。
研究結果:
・期間中、思春期及び成人に対して276,327回のMMRワクチン接種が行われ、確認された重篤な転帰は21件であった。
・髄膜炎の3例(0.0013%)を含め、臨床的に重篤な転帰をたどった症例はまれであり、いずれ転帰の発生率も10万接種あたり6件以下であった。

おたふくかぜワクチンの接種年齢ごとの安全性について


既存のおたふくかぜワクチンについては、年齢の低い児において接種後の無菌性髄膜炎の発症頻度が有意に低いという報告
があることから、キャッチアップ接種の接種年齢の検討にあたって留意が必要。
23

1. Nagai T and et al. Vaccine 2007; 25(14): 2742–7. 2. Muta H and et al. Vaccine 2015; 33(45): 6049–53. 3. Hanson KE and et al. Vaccine X2023; 13: 100268.