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○入院(その3)について-2-1 (138 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00119.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第496回  11/12)《厚生労働省》
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回復期リハビリテーション病棟入院料に係る課題(小括)
・ 回復期リハビリテーション病棟入院料を届け出ている病棟について、令和2年3月時点の届出入院料毎に、半年後の令
和2年10月時点の届出入院料を比較した。入院料1、2、3、4においては、同一の入院料を届け出ている割合が8割を超え
ていた。一方、入院料5、6において、別の入院料へ移行していたのはそれぞれ2割超、5割超であった。
・ 令和元年3月時点の届出入院料毎に、1年後の令和2年3月時点の届出入院料を比較した。入院料1、2、3では、同一
の入院料を届け出ている割合が約8割であった。一方、入院料5、6において別の入院料へ移行していたのは、それぞれ2
割超、5割超であった。
・ 半年間で別の入院料へ移行した割合と1年間で別の入院料へ移行した割合との差は、入院料2、4よりも、入院料5、6の
方が小さかった。
・ 回復期リハビリテーション病棟入院料の届出からの年数について、令和3年8月時点の届出入院料毎に比較した。届出
から10年未満の病棟は、入院料1~4では3~5割であったのに対し、入院料5では約85%、入院料6では約64%であった。
・ 管理栄養士の配置が努力義務である入院料2、3において、2019年調査と比較して、2020年調査では、管理栄養士を配置
している病棟の割合がわずかに増加している。
・ 入院料2~6は、管理栄養士が配置されている場合、リハビリ計画書の栄養項目の記載することが望ましいとされており、
管理栄養士が配置されている場合、記載されている割合が高い。
(2) 回復期リハビリテーションを要する状態について
・ 回復期リハビリテーションを要する状態に心大血管疾患リハビリテーションの対象患者が含まれていないが、回復期リハ
ビリテーション病棟入院料を算定している医療機関において、心大血管疾患リハビリテーション料を届け出ている医療機関
が存在した。
・ 心大血管疾患リハビリテーション料の届出ありとなしとで、理学療法士数については大きな差はみられなかった。作業療
法士数と言語聴覚士数については届出なしの方が多かった。
・ 心大血管疾患の患者数、心大血管疾患リハビリテーションの実施数は年々増加している、という実態が見られた。加え
て、関係学会が作成したガイドラインにおいても、回復期において心臓リハビリテーションのニーズがあることが示されてい
た。

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