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○入院(その3)について-2-1 (137 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00119.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第496回  11/12)《厚生労働省》
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回復期リハビリテーション病棟入院料に係る課題(小括)

(1) 質の高いリハビリテーションの提供について
・ 過去十数年間の推移において、入棟時FIMの低下が続いていることが指摘されており、また、実績指数についても、令和
元年と令和2年で比較して、令和2年の方が高い傾向にあった。
・ 入院時日常生活機能評価点数が同一の患者について、第三者評価の認定の無い病院と認定を受けている病院とで比較
すると、認定の無い病院の方が運動FIMが低い傾向にあった。
・ 回復期リハビリテーション病棟入院料1から6毎に比較した場合、受け入れている患者の状態に違いがみられた。入院料
1では脳血管系疾患の患者割合が高く、入院料5や6では骨折等の状態の割合が高い傾向にあった。
・ 回復期リハビリテーションを要する状態の年次推移についてみると、骨折等の疾患の割合が増加してきている。
・ 入棟時FIMで見た重症者の受入について、入院料1や2と比較すると、入院料5及び6について、入棟時FIMの点数の低
い患者割合が低かった。
・ 入院料毎の実績指数については、入院料1から入院料6にかけて低下傾向であった。また、平均値について、入院料1と
2を比較すると入院料2が、入院料3と4を比較すると入院料4が、入院料5と6を比較すると入院料6が低かった。
・ 入院料毎のリハビリテーションの実施単位数については、1日当たりの疾患別リハビリテーションの実施単位数・入院中
の総実施単位数ともに、入院料1から6にかけて低下していく傾向であった。また、疾患別の実施単位数については、脳血管
疾患では1日当たりの実施単位数が多く、整形疾患では少ない傾向であった。
・ 1日当たりのリハビリテーション単位数が同一の患者について、入院料毎に運動FIMの変化(退棟時運動FIMー入院時運
動FIM)を分析した。例として、1日2単位以上3単位未満のリハビリテーションが提供されている患者においては、入院料1
が最も運動FIMの変化が大きく、入院料6が小さいという結果であった。

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