よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


ヒアリング資料20(書面) 全国自立生活センター協議会 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66997.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第50回 12/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

Q2-2. 運営への影響(困りごとと背景にある課題)
1. 求人が成立しない(市場として機能不全を起こしている)
⚫ 求人広告を継続出稿しても応募ゼロが多数
⚫ 年間報酬額の1%を求人費に投入しても採用成立せず
⚫ 他業種の賃金上昇に追いつかず、労働市場で競争にならない
⚫ 責任の重さ・夜勤リスクに対し、対価が著しく低いと認識されている

2. 物価・最低賃金の急上昇→単価との乖離が拡大
⚫ 物価高騰(光熱費・修繕費等)で支出は加速
⚫ 最低賃金上昇によりベースアップせざるを得ず赤字化
⚫ 処遇改善加算による増収を、夜勤の深夜割増が相殺し収益悪化
⚫ 基準該当事業は元々の単価が低く、改定の恩恵が限定的

3. 確保できないことでサービス供給力が失われている
⚫ ヘルパー不足により新規受入れが不可
⚫ 自立生活希望者の地域移行が停滞
⚫ ベテラン介助者が他事業所に流出し、技術継承が困難
⚫ 派遣制限が増え、結果として売上も減少(=税収減)

4. 若手採用はあるが、育成コストが回収不能
⚫ 学生応募はあるが短期離職が多く、投資回収不可
⚫ 育成の時間・労力が不足し質の維持が困難
⚫ 即戦力の採用は市場価格の高騰で不可能

市場賃金との乖離で採用が
成立せず供給力が縮小し、受
入減と収益悪化が連鎖して制
度の持続可能性が失われて
いる。
13