情報通信機器を用いた精神療法の適切な実施に関する指針の策定について
対応の方向性（１）
○

情報通信機器を用いた診療については、「にも包括」に資することを前提として、患者自身の希
望を踏まえつつ、患者の状態に応じて対面診療が推奨される場合があることも念頭に、再診におい
て対面診療と情報通信機器を用いた診療を組み合わせることを引き続き基本としてはどうか。
新

旧

１ 安全かつ有効に実施可能な医師及び医療機関について １ 安全かつ有効に実施可能な医師及び医療機関について
（考え方）
（考え方）
（１）精神疾患に対する診療の特性を踏まえたオンライ （１）精神疾患に対する診療の特性を踏まえたオンライ
ン精神療法の実施について
ン精神療法の実施について
精神疾患に対する診療は、身体疾患に対する診療と
精神疾患に対する診療は、身体疾患に対する診療と
比較して、生活歴や服薬歴、社会的状況等をより一層
比較して、生活歴や服薬歴、社会的状況等をより一層
丁寧に聴取しつつ、経時的・連続的な精神症状の変化
丁寧に聴取しつつ、経時的・連続的な精神症状の変化
等を観察しながら診断・治療を行うものであり、精神
等を観察しながら診断・治療を行うものであり、精神
療法は、このような診療の特性を踏まえつつ実施され
療法は、このような診療の特性を踏まえつつ実施され
る治療方法である。また、患者自身の希望を踏まえつ
る治療方法である。また、オンライン診療指針におい
つ、患者の状態に応じて対面診療が推奨される場合が
て、オンライン診療について、「日頃より直接の対面
あることも念頭に置く必要があることに加えて、オン
診療を重ねるなど、医師－患者間で信頼関係を築いて
ライン診療指針において、オンライン診療について、
おく必要がある」（同12ページ）とされていることも
「日頃より直接の対面診療を重ねるなど、医師－患者
踏まえると、オンライン精神療法について、日常的に
間で信頼関係を築いておく必要がある」（同12ペー
当該患者に対して対面診療を実施している医師が、継
ジ）とされていることも踏まえると、オンライン精神
続的・計画的に診療を行いながら、対面診療と組み合
療法について、日常的に当該患者に対して対面診療を
わせつつ必要に応じて活用することが適切である。
実施している医師が、継続的・計画的に診療を行いな
がら、対面診療と組み合わせつつ必要に応じて活用す
ることが適切である。
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