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【資料3】情報通信機器を用いた精神療法の適切な実施に関する指針について (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66485.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第12回 12/1)《厚生労働省》
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情報通信機器を用いた精神療法の適切な実施に関する指針の策定について
対応の方向性(3)


その上で、情報通信機器を用いた精神療法については、臨床現場において初診を適切に実施でき
ることを示す科学的知見が明らかではないため、引き続きの科学的知見の集積が期待される。




Ⅲ 情報通信機器を用いた精神療法を実施するに当たっ Ⅲ 情報通信機器を用いた精神療法を実施するに当たっ
ての具体的な指針
ての具体的な指針
1 安全かつ有効に実施可能な医師及び医療機関について 1 安全かつ有効に実施可能な医師及び医療機関について
(考え方)
(考え方)
(1)精神疾患に対する診療の特性を踏まえたオンライ (1)精神疾患に対する診療の特性を踏まえたオンライ
ン精神療法の実施について
ン精神療法の実施について
(前略)
(前略)
なお、対面診療であっても初診精神療法については、
なお、初診精神療法については、患者の背景情報が
患者の背景情報が乏しく、かつ、十分な信頼関係が構
乏しく、かつ、十分な信頼関係が構築されていない状
築されていない状況下で、患者の全身の協調、微細な
況下で、患者の全身の協調、微細な動作や言動等に注
動作や言動等に注意を払いつつ精神症状等の評価を行
意を払いつつ精神症状等の評価を行い、必要に応じて
い、必要に応じて身体疾患の除外や鑑別のために検査
身体疾患の除外や鑑別のために検査等も実施しながら、
等も実施しながら、適切な診断や治療計画を組み立て
適切な診断や治療計画を組み立てることが求められる。
ることが求められる。したがって、十分な情報が得ら
したがって、十分な情報が得られず、信頼関係が前提
れず、信頼関係が前提とされない初診精神療法につい
とされない初診精神療法について、医療提供者および
て、医療提供者および患者双方から不安の声があるこ
患者双方から不安の声がある現状において、情報通信
とに加え、臨床において情報通信機器を用いた初診精
機器を用いることは難しいものと考えられる。
神療法(オンライン初診精神療法)を適切に実施でき
ることを示す科学的知見も明らかではない現状におい
て、情報通信機器を用いた再診精神療法(オンライン
再診精神療法)と同様に用いることは難しく、引き続
きの科学的知見の集積が期待される。
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