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【資料3】情報通信機器を用いた精神療法の適切な実施に関する指針について (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66485.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第12回 12/1)《厚生労働省》
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情報通信機器を用いた精神療法の適切な実施に関する指針の策定について
対応の方向性(4)②


他方で、報告された事例や精神保健福祉の現状等を踏まえ、情報通信機器を用いた精神療法に十
分な経験がある医師が行うことを前提として、保健所や市町村等が対応を行っている未治療者、治
療中断者や引きこもりの者等を対象として、医療機関と行政職員との連携体制が構築され、診察時
に患者の側に保健師等がいる状況であり、十分な情報収集や情報共有が可能であって、患者自身の
希望がある場合には、初診による情報通信機器を用いた精神療法を活用して、継続した治療につな
げることを可能としてはどうか。



Ⅲ 情報通信機器を用いた精神療法を実施するに当たって Ⅲ 情報通信機器を用いた精神療法を実施するに当たって
の具体的な指針
の具体的な指針
1 安全かつ有効に実施可能な医師及び医療機関について 1 安全かつ有効に実施可能な医師及び医療機関について
(考え方)
(考え方)
(2)適切にオンライン精神療法を実施できる精神科の医 (2)適切にオンライン精神療法を実施できる精神科の医
師の資質について
師の資質について
精神疾患の診察や治療の実践において、精神科の医師は、
精神疾患の診察や治療の実践において、精神科の医師は、
精神医学の専門的知見に基づき、傾聴や支持的精神療法等の技 精神医学の専門的知見に基づき、傾聴や支持的精神療法等の技
法を用いながら、治療を計画的に組み立て、それを実行してい 法を用いながら、治療を計画的に組み立て、それを実行してい
くものであるが、加えて、患者の訴えや挙動等から自傷や急性 くものであるが、加えて、患者の訴えや挙動等から自傷や急性
増悪等の徴候を注意深く判断し、それらの徴候が認められる場 増悪等の徴候を注意深く判断し、それらの徴候が認められる場
合は、慎重かつ適切な対応を取る必要がある。(中略)
合は、慎重かつ適切な対応を取る必要がある。(中略)
特に、オンライン初診精神療法については、当該診察を行う (新規)
医師が初めてオンライン初診精神療法を行う場合にはオンライ
ン精神療法の技能を十分に理解していない可能性があることに
加えて、その後、継続した診療を行う観点からもオンライン再
診精神療法で必要となる技能を十分に有していることが当然必
要となることから、オンライン再診精神療法に十分な経験があ
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る医師が行うことを前提とする必要がある。