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資料3-2 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について[1.1MB] (5 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64439.html |
| 出典情報 | 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和7年度第2回 10/24)《厚生労働省》 |
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測定までは実施されていないと考えられた。なお、炭酸リチウム製剤の投与中の血中濃
度測定遵守に関しては、「PMDA からの医薬品適正使用のお願い」として 2012 年 9 月
に注意喚起を行ったところであるが、本調査の結果、血中濃度測定の実施割合は推奨頻
度に満たないと考えられた。
炭酸リチウム製剤の処方に当たり、リチウム中毒に影響し得る薬剤との併用は頻繁には
行われていないと考えられた。一方、リチウムの体内貯留を起こしやすい状態とされる
腎疾患を有する患者等に対し、炭酸リチウム製剤が一定数処方されている可能性が示唆
された。
本調査において、リチウムの血中濃度測定状況を確認するために用いた指標である特定
薬剤治療管理料等は、実際の測定対象がリチウムとは限らないこと、サブグループ解析
における用量調節期及び維持期の区別は処方量の推移から推測したものであり、実際の
用量調節期及び維持期を反映できていない可能性があること、腎疾患等の既往はレセプ
ト上の傷病名を踏まえて特定したものであり、その定義の妥当性は検証できていない点
等、結果の評価において一定の限界があることに留意が必要である。
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度測定遵守に関しては、「PMDA からの医薬品適正使用のお願い」として 2012 年 9 月
に注意喚起を行ったところであるが、本調査の結果、血中濃度測定の実施割合は推奨頻
度に満たないと考えられた。
炭酸リチウム製剤の処方に当たり、リチウム中毒に影響し得る薬剤との併用は頻繁には
行われていないと考えられた。一方、リチウムの体内貯留を起こしやすい状態とされる
腎疾患を有する患者等に対し、炭酸リチウム製剤が一定数処方されている可能性が示唆
された。
本調査において、リチウムの血中濃度測定状況を確認するために用いた指標である特定
薬剤治療管理料等は、実際の測定対象がリチウムとは限らないこと、サブグループ解析
における用量調節期及び維持期の区別は処方量の推移から推測したものであり、実際の
用量調節期及び維持期を反映できていない可能性があること、腎疾患等の既往はレセプ
ト上の傷病名を踏まえて特定したものであり、その定義の妥当性は検証できていない点
等、結果の評価において一定の限界があることに留意が必要である。
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