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資料1 乳がん検診について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64487.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第45回 10/10)《厚生労働省》
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厚生労働省/日本医療研究開発機構(AMED)

乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための比較試験
J-STARTは2007年度から登録開始

第32 回 がん検診のあり方に関する検討会
令和3年3月17日

資料
2-2


背景
1.
世界的に乳がんが増加し、わが国では乳がん死亡が急増中
2.
科学的根拠が示されたのはマンモグラフィのみであるが、高濃度乳房で精度が低い
3.
高濃度乳房が多いアジア人および若年層ではマンモグラフィの精度が低い
4.
超音波検査による乳がん検診は標準化されていない
5.
超音波検診による死亡率減少効果はRCTが実施されておらず検証されていない

マンモグラフィ
•全乳房の記録性・再現性あり
•精度管理が確立されている
•欧米で確立された唯一のEBM

超音波検査による乳がん検診の標準化と普及
大規模臨床試験(RCT)による有効性の検証
40歳代女性(両群76,196人)

無作為化割付(RCT)
超音波+マンモグラフィ群

マンモグラフィ群

1. プライマリエンドポイント:感度、特異度、がん発見率 2015年度発表 (Lancet)
超音波+マンモ群:感度91.1%、特異度87.7%、がん発見率0.50%
マンモ単独群:感度77.0%、特異度91.1%、がん発見率0.33%

2. セカンダリエンドポイント:累積進行がん罹患率

論文投稿中

超音波
•2次元で記録性再現性に問題
•精度管理が確立されていない
•有効性を示す根拠はない

乳がん死亡率の減少効果の有無(検診の科学的根拠) 2032年頃発表見込み

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